セックスレスの問題は、セックスだけで解決しようとしないこと
(2017.7.14 更新)
このサイトではお問い合わせを一応受け付けています。
僕が個人的な意見を述べさせて頂くだけなのですが、
それでも結構多くのお問い合わせ・ご質問を頂いています。
最近はちょっと忙しいこともあって、
返信が遅くなってしまっていて大変申し訳ないのですが、
気長にお待ち頂けると助かります。
ご質問を頂く方の年齢層も非常に幅が広く、
下は20歳前後から上は50代の女性と、
ほぼ全ての世代から頂いています。
質問の内容も本当に幅が広く、
中には非常に難しい質問もあって四苦八苦することもあります(笑)
そういった多くの方から頂く質問の中で、
比較的多く頂く質問というのがあります。
それが、セックスレスの問題。
セックスレスとまではいかなくとも、
旦那様があまりセックスに積極的ではないとか、
どうもおざなりになっているような気がするといった
セックスレスに準ずる質問ですね。
つまり、夫婦間での性生活がイマイチ上手くいっていない、
そういった質問を結構頂きます。
セックスレスというのは、大きな社会問題にもなっていて、
特に日本ではセックスレスの夫婦の割合が諸外国に比べて高いようです。
少子化にも繋がる問題かもしれませんね。
このセックスレスの問題というのは非常に難しくて、
なかなかコレといった解決策が見つからないものです。
そもそもセックスレスと一言に言っても、
その原因や状況というのは千差万別です。
そのため解決策も個々のケースに合わせたものになるはずですので、
「こうすればOK」といった絶対解みたいなものはなかったりします。
ただ、これはセックスレスに限らないかもしれませんが、
セックスに何か問題が起きた時は、
セックスに改善を加えることで解決しようとする人が多いですよね?
セックスにどう誘い込むか、みたいなところに活路を探しがちです。
例えば、
自分からセックスを積極的に誘ったり、
下着をちょっとセクシーなものに変えたり、
いつもよりちょっとベタベタしてみたり。
そういったセクシャルなアプローチで
セックスの問題を解決しようとする人が多い気がします。
セックスに問題が起きているわけですから、
セックス及び性的アプローチに改善を加えるというのは、
決して間違いではないかもしれません。
というより、普通に考えれば、
セックスに問題が起きているからセックスに改善を加えるのは、
凄く理に適った考え方ですよね。
それで問題が改善されて、夫婦の性生活が前進するのならいいのですが、
時にはそれで問題が解決しない時があると思います。
そういう時は、セックスに問題があるのではなく、
セックス以外の問題がセックスに波及しているのではないか?
そう考えることも大事だと思うんです。
僕はこのブログの中でも
何度も「セックスはコミュニケーションだ」
ということを言っています。
つまり、セックスに問題が起きているということは、
コミュニケーションに問題が起きているとも言えるわけです。
その原因が必ずしもセックスにあるとは限らず、
コミュニケーションのセックス以外の部分に
原因があることも少なくないと思います。
コミュニケーションの中のセックス以外の部分、
例えば普段の夫婦生活・夫婦間の対話などに問題があって、
それがセックスに波及してしまっていることもあると思うんです。
それを「セックスに問題があるからセックスを改善するんだ」と
セックスにばかり目を向けてしまうと根本的な問題を
見過ごしてしまうことにもなりかねません。
夫婦関係がギクシャクしていると、
セックスをする気持ちにも影響してくると思います。
極端な話、喧嘩した直後にセックスしようとしても、
やっぱりする気って起きませんよね?
ですから、セックスレスに関する質問を頂いた時は、
まずはセックスは置いておいて日常のコミュニケーションを
見直してみることを提案させて頂くことがあります。
時にはセックスから一度離れてみて、
夫婦間のコミュニケーションというところまで視野を広げることで
解決のヒントが見つかるかもしれないからです。
例えば、二人だけでデートに行く時間を作るでもいいですし、
二人で外食に行ってゆっくり話をするだけでもいいですね。
一旦セックスから発想を離して、
コミュニケーション全体にまで視野を広げてみては?
日常のコミュニケーションとセックスって、
凄く密接しているものだと思うんですね。
日常のコミュニケーションが上手くいっていれば
セックスにも良い影響を及ぼすと思いますし、
セックスが上手くいっていれば
日常のコミュニケーションにも良い影響を及ぼすと思います。
これらは車の両輪だと思います。
前にこのような記事を書いたことがあります。
まあぶっちゃけ9割っていうのは極端な物言いです(笑)
あえて極端化してお伝えした意味合いもあります。
これは先の話とは逆のパターンですね。
セックスが上手くいくことで、
それが日常の夫婦関係にも波及してくるという意味です。
仲直りセックスというのも、
ある意味ではこれと同じ効果なのかもしれません。
セックスというコミュニケーションが上手くいっていると、
日常のコミュニケーションにも良い影響を及ぼします。
逆にセックスがギクシャクしていると、
日常のコミュニケーションにもそれが表れてくるものです。
結局、同じコミュニケーションですから、
どちらも繋がっているんですよね。
ですので、もし夫婦間のセックスに問題があった場合は、
セックスたけに着目するのではなく、
コミュニケーション全体に視野を広げてみてはいかがでしょうか?
そこから解決の糸口が見つかるかもしれません。
以上、シゲでした。
(2017.7.14 追記)
セックスレスの原因は、
決して夫婦間に問題があるからだけではなく、
他のことが原因である可能性もあります。
仕事が忙しすぎて体力的に弱っていたり、
仕事によるストレスで性欲が減退していたり。
日本のビジネスマンは忙しすぎるため、
それがセックスレスの増加の原因になっている
という論調もありますよね。
仕事が原因である場合は、確かに夫婦間の問題ではないかもしれません。
でも、その状態で女性が積極的にセックスに誘ったり、
下着を変えたりなどのセクシャルアプローチで性欲を刺激しようとしても、
問題は解決しないと思うんですね。
そもそも男性の方に、それを受け入れる状態が整っていないわけですから。
かえって強引な誘いは逆効果になってしまうこともあります。
そこを解決するのも、コミュニケーションじゃないかと思います。
仕事のストレスを少しでも癒せる環境を整えたり、
仕事の疲れを少しでも軽減できるようなサポートをしたり、
そういったコミュニケーションを取ることで
性/生活の方も前進させられるんじゃないかと思います。
もちろん今は、女性も仕事をしている方も多いですから、
共働きの場合は大変だとは思いますけどね。
これはマンネリ化にも言えることだと思うんです。
夫婦関係というのは、意識しないとどうしてもパターン化しがちです。
日頃の生活スタイルがある程度出来上がってきて、
ルーティーン化されていきますので、
どうしても新鮮味というのがなくなっていきます。
そういった日常のマンネリ感がセックスにも伝わってくると思うんです。
ですから、日常のコミュニケーションの中で
新鮮さを取り入れることって凄く大事だと思います。
もちろん、中にはセックスレスでも夫婦関係が凄く上手くいっている方もいます。
でも、それはお互いがセックスレスであることを受容している関係でこそ成り立つこと。
それはそれでいいと思います。
ただ、どちらかが不満を抱えていると、そこからまた微妙なズレが生じてきますよね。
セックスでの微妙なズレは、日常の関係にも影響が及んでくるものです。
ですから、セックスと普段の夫婦関係は本当に車の両輪なのだと思います。
ということで、旦那様とのセックスがいまいち上手くいってないなぁ
と思った時は、一歩引いて日常のコミュニケーションを振り返ってみてください。
日常のコミュニケーションを改善することで、
性生活の方も活性化する可能性は大いにあると思います。
それが必ず解決に繋がるとは限りませんが、
何か前進するためのヒントが見つかるかもしれませんよ!