「そこじゃない」と言いたいけれど・・・愛撫がズレてる時の伝え方
セックスの時、彼は一所懸命頑張ってくれている。
気持ちよくしてくれようと、頑張って愛情込めて愛撫してくれる。
その気持ちは凄く嬉しいんだけど、
でもいまいち気持ちよくなれない。
気持ち良くなれないというか、ちょっとピントがズレている。
もう少しで届きそうなのに、もう少しで気持ちよくなれそうなのに、
ちょっとそのツボがズレてしまっている。
「ソコじゃない・・・」
本当はそう伝えたいけれど、
頑張ってくれている彼を傷つけたくない。
頑張っている彼にそんなことは言いづらい。
せっかく頑張ってくれているのに、ガッカリさせたくない。
むしろ、そんなことを言って彼に嫌われたくない。
あなたは、そんなことを思ったことはないでしょうか?
と、柄にもなく、痛いエッセイのような書き出しで初めてみました!
でも、こういうことってありません?
何かちょっとズレている、イマイチ気持ちいところに当たらない、
本当はもっと奥が気持ちいいのにそこに届いてくれない、とか。
ただ、言いづらいんですよね。
間違っている、やり方が合ってないってことを伝えるのって。
まるで相手を否定してしまうかのようで、
相手が頑張ってくれていればいるほど言いづらいものです。
でも、そこで言わないといつまでもズレたままです。
言われないとわからないだけでなく、
言われないと自分のやり方は合っているんだと思い込むので、
いつまでもその”ズレた”愛撫を続けてしまうことになります。
これって、男女お互いにとって不幸ですよね。
女性は気持ちよくなれないし、男性も彼女を喜ばせる方法を知らないままだし。
では、こんな時はどう伝えたらいいのか?
これば別に何か特別な奥の手があるわけではなく、
普通に伝えればいいと思います。
ただ、伝え方としては、
「こうされると気持ちいいの」
「もっとこうされたい」
という感じ。
つまり、自分はどうされると気持ちいいのかを伝えることですね。
「こうされると良いんだよ」
「もっとこうして欲しいんだよ」
といった感じに、自分がどうされると気持ちよくなれるのか、
それを伝えればいいと思うんです。
例えば、奥に届いていないなら「もっと奥がいい」と言えばいいし、
もう少し弱い力がいいなら「もう少し優しくしてくれると気持ちいいの」
と伝えればいいわけですね。
多分、そう言われて嫌な気分になる男性って、少ないと思うんです。
女性がどうされれば気持ちいいのか、
どうして欲しいと思っているのか、
それを知ることができるって男性にとっても嬉しいことです。
二人で気持ちいいベストな方法を探っていけるわけですから、
男性にとっても得るものが大きいわけです。
ポイントとなるのは、
「何がダメなのか」ではなく、「どうされたいか」を伝えること。
「そこじゃない」と伝えるのではなく、「こうして欲しい」を伝えることです。
気持ちいいところとズレていることを伝えるのに躊躇するのは、
多分「相手を否定することになるんじゃないか?」という
懸念があるからだと思います。
確かに相手を否定することを言えば、
相手は傷ついたりムッとすることもあるかもしれません。
まあ確かに、気持ちよくなってもらいたいと思って頑張って愛撫していたのに、
「そこじゃないよ」「外れてるよ」「違うよ」なんて言われたら、
カチンとくるかもしれません。
結局それって、「そこじゃない」とか「外れているよ」っていうのは、
相手の行為を否定する言葉だからなんですよね。
でも、「もっと手前を触って欲しい」とか
「もう少し優しく触ってくれると気持ちいい」とか
「もっと奥に欲しい」みたいな
「こうして欲しい」「こうされたい」という言葉は、
相手を否定する言葉ではないわけです。
厳密に言えば、相手がしていることと違うことを求めるので、
間接的に否定していることになるのかもしれませんが、
少なくとも言われた方は否定された印象はあまり持ちません。
だから、素直に聞けるし、むしろ彼女の気持ちいいところを知れたことを嬉しく思い、
求められたことをしてあげてもっと気持ちよくしてあげようと思うのです。
ですから、もし彼の愛撫がちょっとズレているようであれば、
「そこじゃない」と否定するのではなく、
「こうしてほしい」と自分がどうされたいかを伝えるようにするといいと思います。
触る位置がズレているなら「もう少し右を触って」と教えてあげる、
触る強さが強すぎるなら「もう少し弱い方が好き」と教えてあげる。
そうやって、気持ちいい愛撫を二人で共有していってください!
そして、ちゃんと気持ちいいところを愛撫してくれたら、
「ソコ凄くイイィィィィッッ!!!」としっかりと感じて反応を示してあげてください(笑)
そういう時は多少大袈裟でも、多少演技入っていてもいいです(笑)
それが一つのコミュニケーションだと思います。
そうやってしっかりと言葉で伝え合う、
それが何より確実なコミュニケーションだと思います。
大事なのはどのように伝えるか。
ちゃんとした伝え方をしていくことで、
お互いに相手のことを知ることができるようになって、
より良いコミュニケーションが取れるようになっていくのです。
相手に嫌われたくない、相手を傷つけたくない、
そう思うのも一つの思いやりかもしれません。
でも、伝えることをあまり怖がり過ぎないようにしてくださいね。
男性も、もっと女性のことを知りたいと思っているわけですから!
まあ中には自分のやることに口出しされるだけで、
ムッとする男性も中にはいるかもしれません。
そういう場合は、あなたに問題があるわけではなく、
男性側に問題があると思います。
そういう男性に付ける薬がないのは、歯がゆいところですけどね。。。
以上、シゲでした。