エッチでの挿入が痛い時の原因と対策は?それを男性に告げるべきか?

前回は、遅漏という男性の悩みに対して女性はどう接していけばいいのか、
ということについて書きました。
今回も引き続きお悩みに関する話題を取り上げます。
今回のお悩みは、
「エッチが痛い時、男性とその悩みをどう共有していくか」です。
まずは頂いたご相談がありますので、そちらをご覧ください。
こんにちは、いつも興味深く拝見しています。
いま、彼とのエッチが痛くて悩んでいます。
遠距離のため数ヵ月に1回しかエッチができず、そのせいなのか挿入になると痛いのです。
十分に濡れているはずなのにいれると痛くて、いつも中断せざるを得なくなってしまいます。
フェラをするときも最後までするのが前提なので、口でイカせるということもありません。
彼は手でしてくれるので、自分ばっかり気持ちよくなっているというのと、最後までできないという申し訳なさでいっぱいです。
こういうとき、男性としては痛いということを直接相談されるとショックなのかや、こういうとにカップルとしてはどうしたらいいのか、また、女性側としてはどういう努力、対応をするといいのか、記事で紹介していただけると嬉しいです。
よろしくお願いします
エッチが痛いという悩みって、
誰しもが経験しているのではないかと思います。
もちろん男性の強引な手マンが痛いとかは抜きにしてです。
久しぶりのエッチだと挿入の時に痛いとか、
ちょっと激しいピストンをすると痛いというのは、
結構女性みんな経験があるのではないでしょうか。
実際僕もそう言われたことは何度もありますし、
久しぶりだからゆっくりやってって言われることは多いです。
エッチで「痛い」というのは、
エッチを楽しむ上では頭を悩ませてしまう問題ですよね。
やっぱり痛いと感じていたら気持ちよくもなれないですし、
ちょっと恐怖心も生まれて楽しめなくなってしまいます。
そこで、まずは痛い原因が何かを考えるのが大事かと思います。
久しぶりのエッチが原因で痛い場合
エッチの時に痛いと言っても、原因は色々です。
久しぶりのエッチで挿入も久しぶりであるため、
膣自体が挿入の刺激に慣れていない状態のため痛いと感じてしまうのか。
ご相談者様の場合は、多分このケースですね。
この、久しぶりという理由で痛みを感じる場合は、
多分2回め3回目とエッチをしていくにつれて痛みがなくなっていくと思います。
ただ、また期間が空いてしまうと元に戻ってしまうため、
次に久しぶりにエッチする時はまた痛いかもしれません。
こうした久しぶりのエッチの場合は、
とにかく最初の挿入はゆっくりと優しく、
ピストンも激しいのは最初は避けてゆっくりソフトなピストンから始め
徐々に慣らしていくのがいいと思います。
あと濡れ具合も重要ですね。
もし濡れ具合が足りずにそれが原因で痛いと感じる場合は、
ローションを使ってもいいですね。
少量のローションでも全然違うものですから。
相性によって痛い場合
それから、相性による痛みのケースもあると思います。
例えば、男性のペニスのサイズと女性の膣のサイズが合わないとか。
男性のペニスが大きいのに対して、女性の膣のサイズが小さい場合は、
小さな穴に大きな棒をねじ込むようになりますので、
当然痛いと感じやすくなってしまいますよね。
それから、男性のセックスのやり方と女性の体の感覚が合わない場合もあるかもしれません。
男性がやや激しめにセックスするのが好きなタイプなのに対して、
女性の方が感覚が繊細で激しい刺激に対して痛いと感じやすいタイプだと、
セックスのやり方がフィットしていないため痛いと感じてしまう場合もあります。
たいていこれらの相性による問題というのは、
セックスの回数を重ねていくうちに徐々にフィットしていくものですが、
ご相談者様のように数ヶ月に一度しかセックスができないなどの場合
フィットする前にまた期間が空いてしまうため、
なかなかフィットしきれないってこともあると思います。
挿入が痛いのは今の彼とのエッチだけだったのか、
前の彼や昔エッチをした男性の時は痛くなかったのか?
その辺を考えてみるといいかもしれません。
Aさんとのエッチは全然痛くなかったけど、
Bさんとのエッチは何度しても痛いままって場合は、
相性によるものが原因のような気がします。
この場合は、男女お互いに協力しあって、フィットさせていく努力が大事だと思います。
体位によって痛い場合
それから、体位のよって痛いと感じてしまうケースも結構多いですね。
正常位は全然大丈夫だけどバックは痛いって人もいますし、
正常位もバックも大丈夫だけど座位とか騎乗位だと痛いって人もいます。
体位って人によって向き不向きがあるもので、
人によってバックがめちゃくちゃ気持ちいいって人もいれば痛いって人もいます。
人によって体の性質は違うものです。
人によって向く体位もあれば向かない体位もあるのです。
(これは以前書いた、「膣の上付き下付きの話」にも通じますね)
挿入というのは、ちょっとした挿入の角度、
ちょっとしたピストンで突かれた時の角度、疲れる部分、
突かれる時の強さやスピードによって感じ方って結構変わるようです。
正常位でも、普通に挿入する正常位は大丈夫だけど、
脚を持ち上げられて挿入される屈曲位は痛いって人もいます。
ですから、どういう体位の時に痛いと感じやすいか、
それを知っておくことも大事なことですね。
挿入の最初の体位で痛い体位、自分に合わない体位から始めてしまうと、
最初に痛みを感じてしまうため、それをずっと引きずってしまって、
挿入の間痛みが残ることにもなりかねません。
バックが痛いって女性が、挿入をいきなりバックから始めてしまうと、
最初の挿入で痛いと感じてしまい、そのジンジンとした痛みが
体位を変えても残ってしまうこともあるようです。
挿入は、まず始めは自分に向いた体位、痛いと感じない体位から始めるといいでしょう。
また、同じ体位でもちょっとした工夫で痛みがなくなることもあります。
僕の実体験でもあるのですが、
いきなりバックで奥を激しく突かれると痛いって女性がいました。
ゆっくりから始めて徐々に慣らしていけば、激しくしても大丈夫のようですが、
いきなりバックで奥をガンガン突かれると痛いそうなんですね。
そのバックが痛いという女性でも、寝バックだと全然痛くないと言っていました。
これは同じバックでも突かれる角度、当たるポイントが全然違うので
痛みを感じなかったのだと思います。
ちなみに、寝バックとは、下の写真のように
女性がぺたんと完全にうつ伏せになって挿入するバックのやり方です。
まあ、寝バックといっても色々なバリエーションはあるわけですが、
それはまた今度ってことで(笑)
痛い時は男性と協力して改善していこう!
以上、3つほど挿入で痛いと感じる原因について書いてみましたが、
これ以外でも、例えば、男性の技術力不足、つまり男性が下手だから
ってことが原因のこともあります。
でも、下手だからってことについては割愛しますね。
それはあくまでも男性側が対処すべき問題ですから。
さて、こういった「痛い」と感じてしまった場合、
男性に対してどういった対応をすればいいのか?
ご相談者様も、男性に痛いと言ったらショックではないかと気にされていますが、
僕個人が思うのは、痛いと言われても全然気になりません。ショックでもありません。
むしろ言ってくれた方が嬉しいくらいです。
男性としても、できればエッチで女性を喜ばせてあげたいし、
気持ちよくなってもらいたい、楽しんでもらいたいという気持ちがあります。
本当は痛いと感じているのに、それを言ってくれずに、
知らないままで痛いエッチを女性にし続けている方が逆にショックです。
もし痛いのであれば、なぜ痛いのか、どうやったら痛くなく気持ちよくなれるのかを
一緒に考えて対策をしていきたいと思っています。
多分これは、僕だけでなく、ほとんどの男性に共通した思いでしょう。
女性が男性に「痛い」と言うのを躊躇してしまう理由は、
恐らく「痛い」と告げることが「あなたのエッチは下手ですよ」と言っているかのような、
「俺って下手なのかな」と男性に思わせてしまって男性が凹んでしまうのではないかと、
それが心配で躊躇してしまうのではないかと思います。
でも、そこは心配ないと思います。
あなたが下手だから痛いと言いたいわけではないことはわかるものです。
曖昧な言い方になりますが、
それまでの経緯や前後の文脈、普段やっているエッチの内容などを考えれば、
下手なことを指摘されているわけではないってことはわかるものなのです。
だから、その点は心配しなくてもいいと思います。
「挿入の時っていつも痛いんだよね~。なんでだろ?」と軽く告げれば、
「なんでだろうね?何が原因なのかな?」と、考えるきっかけになります。
そうすることで、二人で改善に向けて協力していけるスタンスになりますし、
一緒にもっとエッチを良いものにしていくことを考えることができるようになります。
まずは、何が原因で痛いと感じているんだろうか?というのを二人で考えてみること、
そして、何となくでも原因がわかれば、「じゃあこうしてみよう」と
改善の策を考えていくことができます。
そうやって二人でベストなセックスの形を見つけていくことが大事なのです。
セックスは、男女二人で行う共同作業です。
セックスの問題を解決し、より良いセックスにしていくためには、
お互いの相互協力が必要不可欠です。
そのためには、問題があるのであれば、それを二人で共有することが必要ですね。
問題さえ共有できていれば
何が原因かとか、どうしたら良くなるかを一緒に考えていけます。
でも、知らないことにはどうにもしようがありません。
女性が痛いと感じているかどうかって、
なかなか言われないと気づけないものなんです。
もし遠距離でどうしても頻繁にエッチできないのなら、
膣を慣れさせるために挿入前の前戯を入念に行ったり、
挿入の前に手マンで膣内をなじませたり、
もしくは十分濡れていると言っても濡れ方は多いに越したことはないので、
ローションを使ってみるなど、対策を取ることができます。
挿入をいつも以上にソフトにゆっくりと行うというのもいいですしね。
また、体位によって痛みを感じるというのであれば、
痛い体位をできるだけ避けて、気持ちいい体位を探して
気持ちいい体位を中心にしたセックスにするとか。
もしくは、ちょっと挿入やピストンの角度を変えたり、
体位の体勢にアレンジを加えて当たる角度を変えてみたりと工夫することもできます。
それもこれも、問題を共有すること、
その上で一緒にどうやったら良くなるかを考えていくことがとても大事です。
だから、勇気を出して伝えてみて下さい。
それがまず第一歩になると思います。
あと、「自分ばかり気持ちよくなって申し訳ない」というですが、
これは前回の記事でも触れたのですが、本当に気にする必要はありません。
女性が気持ちよくなってくれるのは男性にとっては嬉しいことです。
女性を気持ちよくしてあげること、女性の体を愛撫すること自体が
男性にとって楽しい行為ですし、嬉しい出来事なのです。
単に女性に奉仕しているだけなわけではなく、
男性自身も楽しんでいる行為なのですから、
そこは気にせず思いっきり感じて気持ちよくしてもらっていいんです!
ということで、今回はここまでです。
以上、シゲでした。