フェラの時に「おいしい?」と聞くのはなぜか?
今日は興味深いご質問を頂いたので、それにお答え致します。
あなたは男性にフェラをしている時に、
「おいしい?」
と聞かれたことはないでしょうか?
今回のお話しは、そんなお話し。
今回初めて質問させていただきます。
フェラをするとほぼ毎回
『おいしい?』
と、聞かれるのですが正直味がある訳じゃないし美味しいという意味がよく分かりません。
ですが、その場の雰囲気もあるので
『美味しい』って答えてます。なんで、味がないと分かってるのに男性は美味しいかと聞くのでしょうか?
彼のペニスは愛しいので大好きなんですが、美味しいの意味だけは分かりません。教えていただけれは嬉しいです。
よろしくお願いします<(_ _*)>
これ、女性からすると「?」って感じでしょうね(笑)
そういう僕も、正直こう聞く男性の気持ちがわからない部分もあります。
というか、わからないこともないのですが、
僕にとってはあまり興奮するワードでも、響くワードでもないんです。
と言いつつも、過去に僕も女性に「おいしい?」と聞いたこと、
「おいしい」と言わせたことがあります。
聞いてみたら(言わせてみたら)興奮するのかな?という興味があったので。
で、試してみたものの、やっぱり個人的には全然ピンと来ませんでした。
興奮もそれほどしなかったですし、胸がざわつくような刺激もありませんでした。
もしこれが女性の方から積極的に「おいしい!」って舐めてくれるならまた別でしょうけど、
自分が言わせて興奮するワードではなかったですね。少なくとも僕には。
というのも、ご質問の中にあるように、
そもそもペニスの味なんてするわけないじゃん!って気持ちもありましたから。
ただの皮膚の味しかしないわけで、
それこそ腕を舐めているのと対して変わらないんじゃないかと思います。
多少汗のしょっぱい味がする程度で。
味がするとしたら、ペニスの味ではなく、精液の味。
人によって違うのかもしれませんが、
基本的には精液の味は苦いと言う女性が多いですね。
そんな感じで、そもそも味がしなものを舐めさせて「おいしい」と言わせても、
「おいしいわけないよねぇ・・・」という冷めた気持ちが出てしまって、
そういうことを言わせていることがちょっと間抜けっぽく感じてしまうのです。
試してみて自分には合わないと思ったので、
それ以来「おいしい」と言わせるようなプレーはしなくなりました。
ただ、先程も書いたように、決して言わせる男性の気持ちがわからないわけではありません。
僕には興奮するワードではなかったけど、
それに興奮する男性はいるだろうなというのは何となく理解できます。
では、なぜ男性はフェラをしている女性に「おいしい」と言わせたがるのか?
そもそもペニスを舐めても味なんてないこと、
ペニスを舐めても美味しいと感じないことは男性もわかっています。
別にペニスから甘い汁が出てくるわけでもないですし、
スイーツや料理のように味覚的に美味しいと感じる要素がないことは重々承知です。
つまり、男性が言うフェラでの「おいしい」とは、
味覚の意味での美味しいというのではなく、
「あなたのペニスを咥えていることに興奮する」
「あなたにフェラをしていることが楽しい」
「あなたにフェラをしてあげるのが好きでいっぽい舐めてあげたい」
ということの比喩表現と言えるんですね。
では、なぜ「おいしい」という比喩表現を使うかというと、
そこにはある種の連想ゲーム的な考え方があると思います。
フェラとは、舌でペニスを舐めたり、口にペニスを入れたりする行為です。
舌で舐めたり、口に物を入れたりする行為で真っ先に思い浮かぶのは、
当然食事、つまり「物を食べる」行為ですよね?
物を食べる行為に対して、嬉しいとか楽しいとか興奮するといった
ポジティブな感情を表す言葉といえば「美味しい」なんですね。
物を食べた時のポジティブな感情を表す言葉、「美味しい」。
そこに、同じく物を口に入れる行為であるフェラチオに対する
ポジティブな感情を重ね合わせるんですね。
だから、「おいしい」という言葉が、
フェラに対する女性のポジティブな感情の象徴として響いてくるのです。
つまり、口に物を入れる行為に対する喜びの言葉=「美味しい」
という感覚が染み付いているので、同じ口に物を入れる行為であるフェラにも
「おいしい」という言葉を言わせたくなるわけです。
それとはまた別の方向からの影響としては、やはりAVの影響もゼロではないと思います。
AVなどを見ても、頻繁にとまでは言いませんが、
昔からフェラをしている女性に対して「おいしい」と言わせたり、
フェラをしながら「おいしい」と発言するシーンが興奮要素として使われてきました。
要は、AVでは、フェラをしながら「おいしい」と女性が言うシーンはお馴染みなんですね。
多かれ少なかれ男性はAVを見て育っていると思いますし、
AVの影響を受けてきていると思います。
AVの中で女性が「おいしい」と言って嬉しそうにフェラチオをするシーン、
それが興奮のシーンとして脳内にインストールされているので、
その感覚が身についてしまうんですね。
だから、自分が実際にエッチする時にも、そのシーンを再現したくなってしまう、
というのも一つの要因としてあるかと思います。
ということで、
同じ口に物を入れる行為である食事とフェラを重ね合わせて
「おいしい」=喜びワードとして言わせたがるというのと、
AVの影響でフェラをしながらおいしいと言う=興奮という図式がインストールされている、
この二つがフェラで「おいしい」と言わせたがる心理に繋がるんじゃないかな、と思うわけです。
「おいしい」と言ったって、
それこそ味覚的に美味しいと思って欲しいとか、言わせたいわけではありません。
「おいしい」という言葉をひん剥けば、本質的にあるのは、
「あなたのペニスを咥えていることに興奮する」
「あなたにフェラをしていることが楽しい」
「あなたにフェラをしてあげるのが好きでいっぽい舐めてあげたい」
というフェラを喜んでしている気持ちを言葉で表現して欲しい、という気持ちです。
そして、その気持ちを言葉で表してもらうことで、興奮することができるのです。
ただそれを直接的に表現されるよりも間接的に表現される、
つまり「おいしい」という言葉で言われた方が卑猥さがあって興奮する
という男性も中にはいます。
おいしいおいしいと言ってフェラをしてくれると、
いかにも好きそう、喜んでそうな感じがしますからね。
ということで、「おいしい」と言わせたがる男性心理の僕なりの考察です。
ただ、僕自身がそうであるように、
みんながみんなそれに響くとは限りません。
本当にその辺は人それぞれだなと思います。
以上、シゲでした。