アンケートから見る、男性が感じる「セックスの相性」とは?
「セックスの相性が良い」ってどういうことだろう?
そんなことを考えたことはありませんか?
結構「セックスの相性」とか「相性がいい」とかって気軽に言いますけど、
それが具体的に何を意味しているかって、知らないものですよね。
では、男性は何を指して「相性が良い」と言っているのか?
今回は、そんなことについてのお話です。
男性が言う「相性が良い」とは?
女性誌のananでは、毎年の恒例として、夏にセックス特集が掲載されています。
結構話題になりますので、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
今年も8月にその特集号が発売されて僕も見たのですが、
それを機に、過去の特集号も読み返して見たんです。
毎年毎年同じ内容を繰り返しているのではなく、
その年によって扱う内容が結構変わっていて、
昨年の特集号では、男性へのセックスに関するアンケートが掲載されているんですね。
その中で、今回の記事のテーマの「セックスの相性」に関する質問がありました。
その結果をご紹介します。
Q、はじめてで「相性がいい」と思ったのは、どんなセックス?
1位「言葉に出さなくても、してほしいことがわかる”あうん”の呼吸」
2位「挿入時にいい感じでフィットする」
3位「攻守のバランスがいい」引用:anan No.2065「愛とセックス。」より
あくまでもアンケートの一つの結果にすぎないのですが、
なかなか参考になるのではないかと思います。
多分、「セックスの相性」と聞いてパッと思い浮かぶのは、
2位の回答にもなった挿入感などの肉体的な相性の良さではないでしょうか。
確かにそういう相性の良さっていうのもあるにはあります。
ただ、入れた瞬間に「合う!」みたいなのって、そんなにないんですよね。
個人的に注目なのが、1位と3位の項目。
「言葉に出さなくても、してほしいことがわかる”あうん”の呼吸」
「攻守のバランスがいい」
この2つです。
これって相性の良さを上手く表しているなと思っていて、
僕が考える相性の良さってまさにこれなんです。
実は、1位の「阿吽の呼吸」については、過去に記事を書いているんですね。
詳しく解説しているので、ぜひそちらも読んでください。
セックスって、人によってペースがあります。
ここでコレをしてほしい、このタイミングでこういうことをしてくれたらいいのになぁ、
といったような、してほしいこととしてほしいタイミングっていうのがあると思うんですね。
そして、それは完全にその時の気分やその人の好みに左右されるので、
非常にマニュアル化しづらい部分でもあります。
だから、例えば、フェラは何分がいい、前戯は何分くらいがベスト、
みたいな定量化が凄くしづらいのです。
「じゃあ、してほしいことをしてほしいタイミングで言えばいいんじゃない?」
と思うかもしれませんし、ちゃんと伝えることが大事なのは間違いありません。
ただ、言ってしてもらうのと、言ってもいないのにこちらの意思をわかっているかのように
相手の方からしてくれるのとでは、全く感じ方って違いますよね?
やはり、こちらの要望を見透かしているかのように
ベストなタイミングでベストなことをやってくれると
凄く嬉しいですし、凄く興奮したりするものなのです。
それをバチッとやってくれると、「この子とは相性がいい!」と強く感じるんです。
相性とは合わせていくもの
ということは、相性って、「合わせていくもの」と言えるわけです。
最初から完璧に相性が合うことは稀です。
はじめてのセックスから、お互いのしてほしいこと、してあげたいこと、
してほしいこととしてあげたいことのタイミングなどなど
それらがバチッと合うことはほとんどありません。
稀にお互いの持っている感覚がピッタリとハマることはあるかもしれませんが、
そういうケースはかなり珍しいケースなんですね。
でも、何度かセックスを重ねていくうちに、
相手のしてほしいことや好きなセックスのやり方・好み、
セックスのペースなどがわかってくることの方が多いです。
「この人はこのタイミングでこういうことをしてほしいんだな」とか、
「こういう雰囲気の時はこういうことをしてほしい時だな」みたいなことが、
徐々に掴めてくると思うんですね。
つまり、徐々に相性があってくる、というわけですね!
これは僕自身も実感するところです。
たいてい最初のセックスでは、どこかピタッとハマらない感じが残るんですね。
お互い手探り状態でセックスしているので当たり前っちゃ当たり前なのですが、
やっぱりいきなり全てがピッタリハマる感覚を得られることは稀です。
ただそれが、2度3度4度と回数を重ねていくうちに、
相手の好きなことしたいこと、セックスのやり方がわかってきますし、
相手も僕のセックスの好みだったり好きなやり方というのを理解していきます。
そうなってくると、徐々にセックスの気持ちよさも上がっていくんです。
最初のセックスでは、10点満点中6点だったのが、
2度3度4度と回数を重ねていくうちに、7点、8点、9点と満足度があがっていく感じですね。
お互いがお互いのことを回数を重ねるうちに理解し、把握していくので、
回数を重ねるごとにセックスの質が上がっていくのでしょう。
そして、ある時、全てがバチッとハマるような瞬間がきたりします。
10点満点中10点のセックスができた瞬間がきたりするのです。
それが最初のセックスでくることはほとんどありません。
たいていは、何度も回数を重ねた後に訪れる最高の瞬間なのです。
だから別に焦る必要もないかなと思うんですね。
最初の段階で相性の良い悪いを決めるのは尚早かなと思います。
確かに、挿入した時の相性の良さ、
つまり、ペニスと膣の形状がフィットするような
肉体的な相性の良さというのもあるにはあります。
これは確かにあります。
(といっても、女性の膣の形状はペニスに合わせて変化するとも言われているので、
これもまた回数を重ねるうちにあっていくものとも言えるかもしれませんが)
ただ、僕は肉体的な相性よりも、コミュニケーションの方の相性の方が大事だと思っています。
セックスコミュニケーションの相性と言ったらいいでしょうか。
そちらの相性の方が、セックス全体を通しての満足感にも繋がりますし、
精神的な興奮、精神的な満足感を多くもたらしてくれます。
何よりも、肉体的なフィット感よりも、
相手を理解しようとすることで相性を合わせていくことができるというのが大きいですよね。
肉体的な部分だと持って生まれた体の要素が大きいですけど、
コミュニケーションの相性であれば、いくらでも自分で相性の良さを高めていくことができますから。
コミュニケーションが噛み合った時のセックスは、最高の一言ですしね!
ということで、セックスの相性についてのお話でした。
相性というと、どうしても肉体的なフィット感の方を連想しがちですが、
そればかりが相性というわけではないのです。
もちろん、回数をただ重ねただけで相性が良くなるものではなく、
あくまでもお互いがお互いを理解し合うことが大事になってくるので
そのために相手の反応をよく見たり、工夫したりってことは必要になってきますが、
相性を努力次第で合わせていくことは全然可能なのです。
以上、シゲでした。