遊びのセックスと遊びじゃないセックスを見分けるには?
今回はですね、いきなり頂いたご質問をご紹介したいと思います。
男性の遊びと 遊びじゃないSEXの見分け方を男性目線で教えて下さい。遊びだと相手を喜ばすより自分が気持ちよくなる事が優先になりますか?
はい、非常にシンプルなご質問です(笑)
ただ、シンプルですが、なかなかに奥深いというか、
答えの出しづらい質問でもあるんですよね。
まず、このご質問に共感される方は多いんじゃないかと思います。
セックスは、必ずしも彼氏や旦那さんのように、
約束を交わしたパートナーとするとは限りません。
セフレとか不倫相手とかのようなカジュアルな関係の場合もあるでしょうし、
その場の成り行きですることだって無きにしもあらずです。
また、お付き合いしている彼氏だったとしても、
相手が遊びなのか本気なのかで悩むこともあると思います。
自分が付き合っていると思い込んでいるだけ、
ってケースもありますからね。
「私とのセックスは遊びなのかな?本気なのかな?」
そんなことに疑問を抱いたことがある女性は多いでしょう。
この問題を考える前に、
いくつか大前提として知っておかなければならないことがあります。
一つは、遊びと本気の間はグラデーションになっている、ということ。
「遊び or 本気」のよう二者択一、100か0かではないんです。
「遊び→→→→→本気」
この矢印の間はグラデーションになっているのです。
ですから、明確にここからは遊び、ここからは本気みたいな境目があるわけではありません。
遊びか本気かっていうのは、完全に程度の問題であって、
その程度がどの程度なのかっていうのは、実は本人にもはっきりしていない
っていうことはかなり多いんです。
特にカジュアルな関係がスタートの場合はね。
ですので、遊びなのか本気なのかを問われると結構悩むものですし、
本気100%とは言い切れないけど、じゃあ完全に遊びなのかと言われると
決して完全に遊びだけと割り切っているわけではない、
ということは結構多いのです。
もうそこは本当にグラデーション。
そのグラデーションの間を揺れ動いているわけです。
ですから、遊びor本気みたいな100か0かみたいな考え方ではなく、
その間に様々な感情がうごめいていることは理解しておいてください。
もう一つは、「遊びだからといって、自分が気持ちよくなることを優先するとは限らない」
ということです。
ちょっとここは詳しく説明します。
まず、ひとつ目のところで述べたように、
遊びと本気の間はグラデーションになっています。
ただ、ここではグラデーションを考慮すると説明しづらくなるので、
ここでは遊び100%という前提でお話します。
遊びのセックスの場合は、
基本的には「自分の欲求を満たすこと」が優先となります。
ただ、ここで注意してほしいのが、
「自分の欲求を満たすこと=自分が肉体的な快楽を得る」
ことだとは限らないという点です。
というのも、人には性癖というものがあります。
ここでは、「性的な好みの傾向」という意味で使いますね。
男性によっては、
自分が肉体的な快楽を得ることが好きな男性もいれば、
女性に快楽を与えることが好きな男性もいるのです。
前者の、「自分が肉体的な快楽を得ることが好き」な男性の場合は、
自分の欲求を満たす=自分が肉体的な快楽を得ることになります。
そういう性癖の男性の場合は、
女性に奉仕することなく、女性にひたすらフェラをさせたり、
挿入してからも自分が気持ちよくなるために一方的なピストンをしたりするでしょう。
いわゆる、一般的にイメージされるような、
「ただただ自分が気持ちよくなるためだけの自己中セックス」というやつですね。
一方、後者の「女性に快楽を与えるのが好き」な男性の場合は、
自分の欲求を満たす=女性を感じさせる・イカせることになります。
そういう性癖の男性の場合は、
女性に徹底的に奉仕して、女性を攻めたりイカせたりすることに
至上の喜びを感じたりするのです。
つまりは、「自分の欲求を満たす」と言っても、性癖によっては、
自分が気持ちよくなることによって欲求が満たされる人もいれば、
女性をイカせまくることによって欲求が満たされる人もいるのです。
基本的には、遊びのセックスの場合は、
自分の欲求を満たすことが最優先となる傾向にあるのですが、
その優先行動の結果が、自分が気持ちよくなることとして表れる人もいれば、
相手を気持ちよくさせることとして表れる人もいるのです。
ですから、男性が、あなたのことをイカせることにがんばっているからといって、
それが必ずしも本気のセックスだとは限らないのです。
女性をイカせて感じさせて、上手いと言われることに喜びを感じ、
そういう喜びを感じることに欲求が満たされる男性もいるわけです。
だから、単に遊びのセックスだから自分が気持ちよくなることしか考えない
とは言い切れないんですね。
そういう意味では、
相手がどういうセックスをするかで遊びか否かを見極めることはできません。
一見して、奉仕することに一生懸命なセックスは
女性のことを考えているサービス精神に溢れたセックスのように見えるかもしれませんが、
単に女性をイカせることに欲求が満たされているだけの場合もあるのです。
イカせたがりの我儘セックスっていう場合もあるのです。
それに本気の相手とのセックスでも、
セックスになると我儘になる男性もいますしね。
だから、どういうセックスをするかで遊びか否かを見分けることはできないと思います。
セックスだけで遊びか否かを見分けるのは、正直難しいと思いますし、
これはおそらく答えがでない問題でしょうね。
男性の性格によっても変わってきますし、
最初にいったように、遊びと本気の間はグラデーションなので、
遊びの気持ちは強いけど、ちゃんと相手に愛着を持っていて
相手に対する思いやりも持っているって場合も多いですし。
遊びと本気の間のどのくらいに位置しているかでも態度って変わってくるでしょうし、
色々な要素が絡まってくるので、単純にセックスでの振る舞いだけで見分けるのはかなり難しいです。
ただ、それでは面白くないので、一つだけ。
基本的に、遊びのセックスの場合は、
「自分の欲求を満たすことを優先する」と先ほど言いました。
その「欲求を満たす」が、自分が気持ちよくなることなのか、
相手をイカせることなのかは人によって変わるとして、
「女性の要望を満たすことは後回しになりがち」というのはあるかもしれません。
やはり自分の欲求を満たすことが優先しがちになるので、
相手がしてほしいことよりも、自分がやりたいことを優先するんですね。
女性を攻めて感じさせる場合でも、
女性が何をしてほしがっているかよりも、
自分がどういう攻めをしたいかを優先することが多いかなと思います。
ですから、女性の要望を聞くような機会は少なくなるという特徴はあるかと思います。
ただこれも、全くなくなるかどうかと言われるとそうではないので、
あくまでもサインの一つ程度として受け止めるくらいがいいですね。
むしろ、遊びの場合は、セックス以外のところに表れる気がします。
セックス以外のところでのコミュニケーションの取り方や、
セックス以外のところでどれだけ相手に時間を割くかとか、
セックス以外のところに遊びか否かは表れることが多いですね。
そこに着目した方が、遊びか否かは見分けやすいと思います。
ということで、遊びか否かを見分けるということについての話でした。
正直答えになっていないと思うのですが、
これは多分答えが出ない問題だと思いますので、
あくまでもヒントとして考えて頂ければと思います。
女性にとっては、男性が遊びなのかどうなのかって
やっぱり気になる人も多いんじゃないでしょうか。
ただ、それをセックスだけで判別するのは難しくて、
セックス以外の部分も含めてトータルで判断するしかなのかなと思いますね。
以上、シゲでした。