好きな女性をオナニーの”オカズ”に使うことに罪悪感を感じる心理
今回は、ちょっと興味深いというか、
個人的に共感できるようなご質問を頂いたので、
それについてお話ししていきたいと思います。
どういう内容についてかというと、
男性が自分の性欲に対して自己嫌悪に陥ってしまうという現象についてです。
何か(誰か)に対して性欲を感じる、つまりエッチな気持ちを抱いたり、ムラムラしたりするわけですが、
その後、その性欲が落ち着いた頃にその自分が抱いた性欲に対して
自己嫌悪を感じてしまうことがあるんですね。
ことがある、というより、ことがあった、と言った方がいいかもしれません。
とりあえず、ご質問を読んで頂いた方がわかりやすいと思うので、
まずは頂いたご質問を紹介します。
いつも楽しく拝見させていただいております。
男の人の考え方感じ方は大変参考になります!男の人に聞いてみたいことがあり、メールさせていただきました。
今遠距離恋愛中です。その人とエッチはまだですが、セクシーな画像を送ったり、たまに電話エッチもしますし、お互い次に会ったら絶対する感じです。
彼はエッチな写メールなど喜んでくれるのですが、性的に興奮すると私に対して申し訳ない気持ちになって、さらには自己嫌悪になってしまうらしいのです。
「嬉しいけど嫌」って、どっちなの!と思ってしまいます。別に送られて迷惑というわけではないみたいです。
人間として好きなのであって、性欲の捌け口にするのはちょっと…みたいなニュアンスです。男性は人間的に好きで尊敬している女性に対して、エッチな感情と両立はできないものなのですか?
私も彼を尊敬していて人間的にも大好きですが、抱かれたらめっちゃ嬉しいですし、私のことを考えてひとりエッチとかしてもらっても全然不快ではないです…というか、好きな人には毎回私をオカズにして欲しいくらいです。
どういう心境なのかイマイチはかりかねています、もし良かったら何かのテーマのときに取りあげていただけるとうれしいです。
ということで、
多分女性からしたら、ご質問の中に出てくる彼の言動って意味がわからないと思います。
なんやねん!って感じでしょうね(笑)
でも、同じ男として、僕はなんとなく言わんとしていることが分かる気がするんですよね。
このご質問を頂いて、パッと思い浮かんだのが、オナニーを覚えたての頃の感情です。
通常男性は、だいたい中学生から高校生くらいでオナニーを覚えます。
早い子の場合は、小学生で覚える子もいるみたいですけどね。
だいたいは、中学生くらいで、自覚的にオナニーをし始めると思います。
(この「自覚的」とは、例えば布団にこすりつけていたらなぜだか気持ちいいとか、
のぼり棒を昇っていたらなんだか気持ちいい、みたいなものではなく、
オナニーを性欲処理の行為と自覚して、自発的にその行為を楽しむようになる、という意味です)
オナニーをするためには、何かしらの性的に刺激する素材というのが必要で、
いわゆるオカズというものになりますが、動画とか写真とか文章とか想像とかがオカズになるわけですね。
ただ、中学生の頃となると、エッチな動画や写真などは手に入りづらいので、
ほとんどの場合は、想像・妄想がオカズになります。
今はスマホとかを持っているのでもしかしたら動画とか見ているのかもしれないですけどね。
僕が中学生の頃はスマホなんかなかったし、ネットも家にはなかったので、完全に妄想がオカズでした。
では、その妄想の中で「誰」をオカズにするのかといったら、
好きな子、好みの女性
とかになるわけですね。
同じ学校の好きな女の子、もしくは可愛くて気になっている女の子。
あとは、好きな芸能人やビジュアルが好みの芸能人とか。
そういった、好きな女性、お気に入りの女性をオカズにするわけです。
妄想の中で、そういう子とエッチなことをしたり、
その子の裸を想像したりしてオナニーをするんですね。
ただ、オナニーが終わって性欲の波がサッと引くと、
そこで一気に罪悪感を感じたりするんですよね。
オカズに使ったその子に対して、申し訳ないことをした気持ちというか、
自分の好きな女性を性欲処理の道具に利用してしまった罪悪感というか、
何か凄く悪いことをしてしまったかのような気持ちになったことが何度もあります。
自己嫌悪というほどのものではないとしても、
勝手にオカズとして利用したことを「いけないこと」と感じてしまうんです。
よく言う、「オナニーのあとは虚しくなる」というのとは違って、
好きな女性のことを汚してしまったような気がして申し訳ない気分になるのです。
相手がどうでもいい女性であれば、それほど罪悪感は感じないのかもしれませんが、
好きな女性、気に入っている女性であればあるほど、罪悪感は大きくなるのだと思います。
まあ、そもそも、どうでもいい女性をオカズには使わないですけどね(笑)
ご質問の件も、それと似た感じなのかなと思ったんですね。
ただ、この罪悪感とかって、本当にオナニーを覚えたての最初の頃だけで、
そのうち慣れるというか好きな女性をオカズにするのが当たり前になってきて
なんとも思わなくなってくるんですけどね。
罪悪感を感じるからといって、じゃあそこでオカズに使わなくなるかといったらそうではなく、
「もう好きな子をオカズにはしないぞ!」と心に決めたとしても、
結局オナニーの時になれば好きな子を思い浮かべてしまうものです。
そうやって回数を重ねていくうちに、
好きな女性をオカズにすることに抵抗がなくなっていきます。
僕なんかは、もうなんとも思いません(笑)
気に入った女性をガンガン勝手にオカズに使わせてもらっています!
ですから、思春期、特に性に目覚めたばかりのまだ性に対して耐性がないウブな時期特有のものなのだと思います。
そういう意味では、ご質問の中の男性は、凄くピュアな男性なのかもしれません。
もしくは性に対して真面目すぎるのかなとも思います。
ただ、ご質問の中で、
「その人とエッチはまだですが」
という部分があるのですが、そこも一つのポイントなのかなと思いましたね。
というのも、例えばオナニーの覚えたての頃って、ほとんどの男性が童貞なんですね。
セックスよりもオナニーを覚える方が先という男性がほとんどだと思います。
ということは、その頃にオカズにしていた女性って、
実際にセックスしたことがない女性をオカズにしていたことになるわけですね。
実際にセックスしたことがない女性ということは、
その女性の裸すら見たことがないわけですし、
その女性の喘ぎ方喘ぎ声や感じ方、セックスの時の振る舞いなど
全く知らない状態でオカズにしているわけです。
それってどういうことかというと、オナニーする時の妄想の中で、
自分にとって都合の良い女性の姿を勝手に作っちゃっているんですよね。
自分の中で自分の都合の良い裸の姿を勝手に想像して、
自分に都合の良い喘ぎ声、感じ方を勝手に想像して、
勝手にエッチなことをさせているわけです。
それって、自分の中で作った嘘の姿なんですよね。
オナニーをしている間はいいんですが、
終わってから気持ちが落ち着いてくると、
その嘘に好きな人を利用してしまった気がして、
凄くオカズにした女性に対して悪いことをした、
失礼なことをしたような気分になってしまうんですよ。
これが、一度でもセックスしたことがある女性であれば、また気分は違うんです。
一度でもセックスをしたことがある女性であれば、
その女性の裸も知っていますし、その女性がどんな喘ぎ方・感じ方をするか知っているので、
当然オカズにする時もその時の姿を思い浮かべます。
つまり、一度見たことがある姿を想像するので、一応嘘はないわけです。
だから、セックスしたことがある女性をオカズにした時は、
それほど罪悪感を感じなかったりします。
自分の嘘に利用していないという分だけ、罪悪感が軽減されるという感じですね。
その辺も関係があるのかもな、と思いました。
もちろん、ご質問に出てくる男性が、
今回僕がお話ししたことと同じことを感じているかはわかりません。
年齢も状況も結構違いますからね。
僕の話はあくまでも、オナニーを覚えたばかりの頃、
性に目覚めたばかりの頃のピュアな頃のお話しですから。
ただ、感情としては共通する部分があるんじゃないかなと思います。
今回のご質問を頂いて、そんなことを感じました。
そんな僕も、今では罪悪感とか一切感じなくなりました(笑)
汚れた大人になってしまいました(笑)
以上、シゲでした。