セックスで「イク」ことよりも大切なこととは?
男性にとってセックスでイクことは誰でも出来る当たり前のことですが、
女性にとってはセックスでイクことは当たり前なことではありません。
女性の場合、人によってイケる人とイケない人、
イキやすい人とイキにくい人とがいるものです。
ですので、女性にとっては、イクイカないは、悩みの種だったりもするんですよね。
男性が女性にイクことを求めたり、
イカせようとあれこれしたりするものだから、
なおさら女性にとってイクことが大きな意味を持ってしまっているのもあるかもしれません。
彼のためにイッてあげたい、って思う女性もいるでしょうしね。
それでは、セックスで「気持ちいい」と感じることと「イクこと」
大きな違いってあるのでしょうか?
それについて今回はお話してみたいと思います。
まずは頂いたご質問の紹介です。
こんばんは。
メルマガが来るのがいつもほんと楽しみです。そんなこんなでずっとモヤモヤしてることが
わたし、セックスでいけないんです。
あぁ、気持ちいいと思うんです。
で、パートナーの挿入はオナニー以上の気持ち良さなんです。
でもオナニーの気持ちいいとセックスの気持ちいいが全然違くて
いけないんです。
東京メトロと都営地下鉄みたいな。オナニーのいくはなんかすごく分かりやすいんです。
あー、くるなぁ、みたいな。
でもセックスだと、もうしがみついてないと怖くて、泣くほど気持ちいいんです。
でも、いけないの。たぶん、ポルチオも意識せずとも刺激されてると思うんです。
入れずに想像して、なんか登りつめて、はぅ…みたいな。
でも、挿入はいけない。
おもちゃでもいけるんです。
どうしたら、いいんでしょうか
これは、僕自身が男なため、わからないことが本当に多いんですよね。
ただ、イケないってことに悩む女性は多いので、
同じような悩みを抱えている人は多いと思います。
やはりこれは、男性が女性をイカせることに意味を見出したり、
女性への愛撫がイカせることが目的になっていたりすることによって、
女性の中にも「イッてあげたい」という気持ちが出てきてしまうことも一つの要因でしょう。
あとは、女性のオーガズムというのが取り上げられるたびに、
オーガズムは大きな快感が得られるという情報を耳にすると思います。
そうすると、まだ経験したことがない人だと、
それを経験したい、体験したいという気持ちが出てくるのも無理ないと思います。
実際、女性のオーガズムがどれほど大きな快感があるのかは僕はわからないですが、
聞く限りでは、確かに大きな快感があるのだと思います。
ただ、イクためには精神的な面が大きく関わってきます。
焦り、緊張、プレッシャーなど、精神的な負荷があると、
イクことができなくなってしまうんですね。
イクことができないというか、イキづらくなってしまうのです。
ですから、「イキたい!」「でもイケない!」「どうやったらイケるの!?」
といったような焦りやプレッシャーがあると、なおさらイケなくなってしまうんですね。
イクことを意識すればするほど、
イクことから遠ざかってしまうというのは皮肉なことですが。
そこで、一度セックスと「イクこと」を切り離して考えてみるのがいいのではないでしょうか。
イケるかどうかを考えずにセックスを楽しむ。
楽しむことができれば、イケなくてもOKとする。
そう考えてセックスを楽しむことによって、
ある時突然オーガズムが舞い降りてくるかもしれません。
実際、そういうケースって本当によく聞くんですよね。
ある時突然、あれ?って思う感覚があって、
そこから自然にイクことができたって話。
逆に、イクことを意識して頑張って、その結果イクことができた
という話はほとんど聞いたことがありません。
女性がイクためには、リラックス感が重要だそうです。
にも関わらず、自分でイクことを意識することで、
逆に自分でプレッシャーを作り出してしまっているようなものですからね。
だから、一度「イク」という意識を切り離して、
純粋にセックスを楽しむことに没頭するといいと思います。
「イク」ことと、「気持ちいい」こと
イクことと、気持ちいいこととは違うものなのか?
正直、こればかりは男である僕にはわからないことです。
一般的なイメージとしては、イクこととは、
気持ちいいの最上位の感覚というイメージがありますよね。
そこは僕も、イクということを言語化できる女性に一度聞いてみたいところではありますが、
実際色々な女性に聞いてみても、なかなか言語化は難しいような印象があります。
ただ、個人的には、「気持ちいい」がセックスのゴールでもいいんじゃないかと思います。
そこに満足感、充足感があるのであれば、
セックスで「気持ちいい」と感じることがゴールで全然いいと思うんです。
それに、ご質問にある、
「もうしがみついてないと怖くて、泣くほど気持ちいいんです。」
という感覚、これって女性がイク時の感覚と一緒だと思うんですね。
多分、イク時の感覚って人によって違うと思うのですが、
イク時に、「怖い」とか、「泣きたくなる」って感覚になる女性って結構いますよね?
ですから、結構イクところの近いところまでいっているのではないかなとも思うんです。
何にしても、そこまで「気持ちいい」という感覚を感じられているのなら、
全然良いセックスが出来ていると思うので、焦る必要はないと思います。
セックスでは、イクイカないよりも、
気持ちいいと感じられるか、そのセックスに満足感を得られているか、
そこが大事だと思うんですね。
だから、「気持ちいい」と感じてセックスに満足できているのなら、
そこで自分に対して「私は良いセックスが出来ているんだよ」と
OKを出してあげるのも大切なことだと思います。
あんまりイクことに執着しちゃうと、
本当は良いセックスが出来ているのに、
それに気づかないってことになりかねません。
それはそれでもったいないことですからね。
気持ちいいと感じられるセックスができればそれでOK。
それ以上のことは、いつかプレゼントとして舞い降りてくる、
それくらいの感覚で、力を抜いてセックスと向き合うのもいいのではないかと思います。
ということで、イクことについての話でした。
男性の場合だと、射精して終わるっていうのが一つの区切りであり、
射精できないとやっぱりモヤモヤが残ってしまうので、
男性にとっては射精=イクことっていうのは必要はことではあります。
まあ、年齢が上がっていくとイケない時も出てくるので、
そういう場合はイケないならイケないなりの楽しみ方が出来てきたり、
あとは若くても体調によって今日はイケないなって時もあって、
そういう時は射精できなくても気持ちよさを楽しんだりっていうのはあったりしますが。
それでもやっぱり射精が一つの区切りだったりもします。
ただ、女性の場合は、必ずしもイクことが必須ではないと思うんですね。
多少男性のならではの偏見もあるかもしれませんが、
女性の場合は、イクことがなかったとしても満足感は得られることが多いのではないかと。
イクというのは、気持ちいいセックスをしていくうえで訪れる、
いわばエクストラステージのようなもの。
そのくらいの感覚でもいいのかなと思いますし、
その方が焦りやプレッシャーから解放されて
むしろイキやすくなるかもしれませんしね。
もちろん男性の方としても、女性に対してイクことを殊更求めるのを控える必要はあるでしょうね。
イク・イカないというのは、本当に難しいものです。
「どうやったらイケるか?」の公式みたいなものって、存在しないのではないかと思います。
イキやすい人もいればイキにくい人もいますし、
何がきっかけでイクかも人によって大きく異なります。
それだけに、人と比較するものでもないと思います。
だからこそ、一度イクということから離れて、
一瞬一瞬の「気持ちいい」に熱中するといいと思いますし、
その方が良いセックスを送れるのではないかと思いますよ!
以上、シゲでした。