セックスでの「嘘の感じた振り・演技」が危険な理由
セックスで、感じている振りとか演技をしたことってありますか?
わざと大袈裟な喘ぎ声を上げたり。
多分ほとんどの女性が演技をした経験はあるかと思います。
アンケートなどを見ても、演技をしたことがある女性の割合は、非常に多くなっています。
Q,エッチ中に演技したことがある?
ある……72%
ない……28%
こちらは、CanCamによるアンケートなのですが、
その他のアンケート結果を見ても、概ね似たような結果。
だいたいは、7割から8割の女性が「YES」と答えています。
演技をする理由は色々あるとは思います。
男性を喜ばせるため。
早くエッチが終わってほしいから。
本当は感じていないことがバレないようにするため。
自分の気分を盛り上げるため。
演技をすることが別にダメだとは思っていません。
演技をするメリットというのもあるにはありますからね。
しかし、演技をすることによる危険性というのもあります。
今回は、その「演技をすることの危険性」についてお話していきます。
大切なパートナーの男性を騙すことになる
全ての男性が、女性の演技に対して否定的だとは限りませんが、
「あなたとのセックスでは演技してますよ」と言われて良い気がする男性は少ないでしょう。
では、なぜ男性は、演技していると言われるのが嬉しくはないのでしょうか?
やはり演技されているとなると、騙されたような気持ちになるからなんですね。
これは考えなくともわかりますよね。
嘘をつかれていた、騙されていたというのがわかれば、
そりゃ誰でも良い気はしないでしょう。
だからといって、怒るとか嫌いになるとかはまずないですが、
「うーんそうだったんだ、残念…」みたいな気持ちにはなりますよね。
それに、女性が演技しているとなると、男性からすれば、
「あなたのセックスが気持ちよくないから感じている振りしてるんだよ」
と言われているような気になりますからね。
とはいえ、こういうことについてはそれほど心配する必要はないかなとは思います。
なぜなら、男性は女性の演技に気づけないから!
ぶっちゃけ女性が演技しているかどうかなんてわかりません。
よほど敏感で鋭い目を持っている人なら別でしょうけど、
女性のセックスでの演技を見抜くなんてことは、
いかにもなわざとらしい演技でなければバレません。
時々、「女性の演技なんてすぐわかるよ」って言う男性もいますけど、
正直そう言っている男性でも見抜けていない人がほとんどです。
「俺は見抜けちゃうんだよね!」って、うそぶいている人もいますけど、
そういう人だって本当に見抜けているかと言ったら、かなり怪しいです。
僕も、若い頃は、「演技はすぐわかるよ」みたいなこと言ってましたけど、
今思えば全然わかっていませんでしたね(笑)
今でも見抜けるかと言われたら、無理だと思います。
「俺は見抜ける」っていうスタンスを取るのがカッコいいと思う時期があるんですよ!
だから、男性に演技がバレたら不快に思われるんじゃないか
という心配なは基本的にはしなくていいと思います。
ただ、問題なのは、女性の方が男性を騙していることに罪悪感を感じてしまうことです。
たまに、演技で男性を騙していることに対して申し訳無さを感じてしまう女性がいるんですよね。
罪悪感というか、後ろめたさというか。
多かれ少なかれそういう感覚を持ってしまうものなのかもしれませんが、
あまりにもそれを強く感じてしまう場合は、演技はしない方がいいかもしれません。
そういった罪悪感とか後ろめたさって、精神的な負担になりますし、
結果的に自分を追い詰めることになってしまいますからね。
演技をすることは悪いことではないですが、
負担に感じやすい人は、ほどほどにしておいた方がいいかもしれません。
男性に間違った愛撫を「良い愛撫」だと勘違いさせてしまう
先ほどの、騙す云々の話は、それほど大きなことではありません。
むしろ、演技をする危険性のメインはこちらです。
もしあなたが、本当は全然気持ちよくないのに、
真反対の感じている演技をしているのであれば、それはかなり危険です。
というのも、演技で感じている振りをしてしまうと、
男性はその愛撫を「正解」だと勘違いしてしまうんです。
例えば、男性が潮吹きに代表されるような激しい手マンをしたとします。
その手マンは、あなたにとって、
全然気持ちいいものでもないし、むしろ痛いくらいの手マンなので、
正直やめてほしいと思うくらいの手マンだったとします。
でも、痛そうなりアクションや気持ちよくなさそうなりアクションを見せると、
男性をガッカリさせてしまうかもしれないし、傷つけてしまうかもしれない。
「あなたの愛撫は全然気持ちよくないよ」と暗に示してしまうかもしれない。
男性が、感じさせてくれようと頑張っているのに、
気持ちよさそうにしてあげないのは申し訳ないと感じてしまうかもしれない。
そういう理由で、気持ちよさそうな演技をしてしまうことってあると思うんですね。
でも、それをしてしまうと、男性はこう考えます。
「あ、俺が今している愛撫は気持ちいい愛撫なんだ。
これは正解なんだ。
この子は、こういう愛撫が好きなんだ」
「じゃあ、次からもこれをしてあげよう!」
そうなったら、その場だけでなく、
次のセックスでも、その次のセックスでも同じようなことをしてきます。
あなたは、次のセックスでも、その次のセックスでも、
同じように気持ちよくない愛撫に耐えて、
気持ちよさそうな演技をし続けなければならなくなるんです。
こういう経験がある人もいるんじゃないでしょうか?
男性も、自分がしている愛撫が女性にどう思われているかはわからないものです。
本当に喜んでくれているのか、自分のやり方は女性にとって本当に気持ちいいものなのか、
結構手探り状態でやっていたりもするんですね。
その中で、女性のリアクションというのはヒントになります。
女性から良いリアクションが返ってくれば、「これは良しなんだ」
女性からのリアクションが鈍そうならば、「これはダメなんだな」と
自分なりに判別しながら、自分の愛撫の手応えを探っていくのです。
ですので、もしあなたが、痛いとかそれはやめてほしいなと思う愛撫があるなら、
それに対して感じている演技をするのはやめた方がいいのです。
もしあなたが「痛い」「やめてほしい」と思っていても、
女性の方から良いリアクションが返ってきたのなら、
男性はそれを「良い愛撫」と認識してしまうからです。
良い愛撫であるなら、次のセックスでもしてあげようと思うのも自然なことですよね。
完全に負のループに入ってしまいます。
たまに、本音ではやめてほしい・早く終わってほしいから、
イッた振りをして早々に切り上げてもらおう
と思って演技をする女性もいるようです。
でも、これも同じ結果になってしまいます。
イッた振りをするということは、
男性からすれば、「これは女性がイクほど気持ちいいやり方なんだ」と認識するので、
また次のセックスでもやってあげようと当然考えます。
その場では、イッたからという理由で早々にやめてくれるかもしれませんが、
また次のセックスでは同じことが繰り返されてしまいます。
ですので、本当は嫌な愛撫であれば、演技はしない方がいいと思います。
間違ったシグナルを送ってしまうと、勘違いを助長してしまうからです。
逆に、良い愛撫をしてくれた時は、
多少大袈裟でもいいので、盛ったリアクションを返してあげるのはありですね。
相手に「それ凄くイイよ!」というシグナルを送ることになるので、
男性も正しい情報を得て、次のセックスに生かしていくことができます。
+10のものを+100かのように大袈裟に演技することはいいのですが、
本当は-10のものを+10かのように真逆の演技をするのは、
いらぬ誤解を与えてしまう危険性があるのです。
結構、こういった演技をしてしまう女性って意外と多いんじゃないかと思うんです。
もちろん、必ずしも、男性が勘違いを起こすとは限らないのですが、
勘違いを引き起こす危険性はありますので、
できれば真逆の演技は避けた方が無難ではありますね。
ということで、演技をすることの危険性についてお話しました。
2つほど理由をあげましたけど、実質1つですね(笑)
僕は、基本的には演技否定派ではありません。
どんどん演技してくださいとまでは言いませんが、
演技には多くのメリットがあるとも思っています。
ただ、演技が変な誤解を生んでしまうことって、
セックスに限らず起こりうることじゃないですか?
セックスでも、演技によって変な勘違いをさせてしまうと、
それが後々まで影響してきてしまうことがありますので、その点はご注意くださいね!
特に、したくないこと、痛いこと、などに対して良さそうな演技をしてしまうと、
それこそ致命的な勘違いを引き起こす可能性もありますからね。
そこだけはくれぐれもご注意を!
以上、シゲでした。