「男性が好むラブラブエッチ」とはどんなエッチのことを言うのか?女性が思い描くラブラブエッチとは違う?
今回は、「男性が好むラブラブエッチ」というものについてのお話をしていきたいと思います。
最近、男性向けAVにちょっとした変化が起きています。
起きています、とは言ったものの、僕が勝手にそう感じているだけかもしれませんが(笑)
一般的に男性向けAVというのは、男性の願望や欲望を反映させたファンタジーだと言われます。
特にリアルではなかなかあり得ないことを反映させているものが多いですね。
例えば、レ○プだとか夜這いだとか。
リアルでやったら大問題になりますし、まさしく犯罪になってしまうようなこと。
過激なことだったり刺激的なことなど、そういったことを題材にした作品も少なくなく、
AVで空想的な願望を擬似的に満たすことができるわけです。
リアルでは経験できないこと、リアルではやってはいけない願望を疑似体験できるのもAVの役割とも言えるわけです。
ですから、男性向けのAVでは刺激的な内容、過激な内容が好まれる傾向にありました。
ただ、それが最近ちょっとだけ変わってきたんですね。
メインの部分は大きく変わってはいませんが、ちょっと違う傾向が混ざってきたのです。
では、どこが変わってきたのか?
それは、男性向けAVにも「ラブラブエッチ」というジャンルが増えてきたのです。
ラブラブエッチと言ったら女性向けAVです。
女性向けAVの多くは、設定は色々あれど、基本はラブラブエッチですよね。
それが、男性向けにも最近増えてきたのです。
とはいっても、このジャンル自体は別に最近できたものではなく、昔からあるジャンルではあるんですね。
しかし、ここ最近はその比率が増えてきたように感じるのです。
男性向けAVのラブラブエッチ作品
では具体的に、男性向けのラブラブエッチの作品とはどういうものなのか?
いくつかご紹介します。
もう一度、妻と愛し合う。倦怠期だった私達夫婦が久しぶりにSEXしたら…やっぱり、体の相性抜群で何度も、何度も、中出し求めて… 山岸逢花
【あらすじ】
夫婦関係は冷め切っていた。結婚して10年。若い頃は毎日毎日SEXして愛し合っていた。なのに、同じ家に住んでいるのに、気づけば一緒にいる時間はほとんどなくなった。妻にセフレがいることは知ってるし、僕にも…。だけど、やっぱり妻が大好きだ…もしやり直せるチャンスがあるなら、妻をもう一度愛したい。もう一度。再び燃え上がる大人の男女の濃密で濃厚な本気の中出しSEX。大切な人と交わる、それが一番気持ちいい…。
【個人的な感想】
倦怠期、というほど冷めきった感じには見えなかったが、10年の記念日での久々のデートで、今まで積もり積もった気持ちを爆発させるようなセックスは興奮もするし、羨ましさも感じさせます。
個人的には、男性向けのラブラブエッチ作品にハマったきっかけになったのがこの作品ですね。
やっぱり、妻が好きだ!倦怠期だった僕ら夫婦が久しぶりにSEXしたら…やっぱり体の相性抜群で朝まで何度も求め合った!! 神宮寺ナオ
【個人的な感想】
これも上記の作品と設定もストーリーもほぼ同じ作品。違うのは出演者とメーカーとタイトルが違うだけというところ。
本作は、女性がセックス中に感じている気持ちをしっかりと言葉にして伝えているのが、男性からするとめちゃくちゃ響く作品。
しっかりと言葉で伝えてもらうって、それだけで心にも興奮という意味でも響くんですよね。
PM700チェックインからAM700チェックアウトまで中出しセックスに明け暮れた最後のお泊りW不倫
【あらすじ】
既婚者同士のダブル不倫の関係。しかし、奥さんにバレたことによって関係を終わりにすることになり、最後の一日をひたすらセックスに明け暮れて過ごす。
【個人的な感想】
AV以外でも活躍されている紗倉まなさんの作品。
特徴としては、セリフがめちゃくちゃ少ないこと。言葉少なに、とにかくお互いががむしゃらに抱き合い続ける。
別れの前の最後のセックスを思い残すことなく、という気持ちが伝わる作品で、セリフの少なさも相まって美しさも感じる作品です。
以上、3つの作品を紹介しました。
もちろんこれ以上もあるのですが、あくまでも例として3つほど紹介しました。
正直3作品とも、ストーリー性はあまりありません。
設定があるだけで、あとはひたすら夢中になってセックスという内容です。
でも、「愛情がある」ということを前提にしたがむしゃらなセックスが、他のAVとは全く違った空気感を生み出しているのです。
なぜ「ラブラブエッチ」作品が増えてきたのか?
これらのラブラブエッチ系のジャンルが男性向けにも増えてきたのには、色々な理由があると思います。
一つは、規制の強化があげられるでしょう。
賛否ある「AV新法」を始めとして、今はAV業界は色々と規制が厳しくなり、過激な内容の作品が作りづらくなっているようです。
考えてみると、たしかに昔はリアルっぽい作品がもっとあったのですが、最近では「これは作り物ですよ」というのがわかりやすい作品が増えたような気もします。
まあ僕は業界の中の人ではないので、具体的にどのような部分が難しくなってきているのかはわからないのですが、社会的な流れが影響しているのは間違いないでしょう。
いちユーザーとして見ているだけでも、変化は感じますからね。
そしてもう一つは、男性自身がラブラブエッチを欲しているということがあげられると思います。
男性だからといって誰もが過激なAVを好むわけではありません。
いえ、というよりも、過激なAVを欲する時もあれば、ラブラブのような”温かい興奮”が欲しくなることもあるのです。
誰だって毎日味の濃いものばかり食べていたらあっさりしたものも欲しくなりますし、ドンパチした派手な映画ばかり見ていたらたまにはしっとりした映画も見たくなりますしね。
それに最近は、色々なニュースでもやっていますが、男性が恋愛や性に対して消極的になっています。
初体験の年齢も上がってきているようですし、20代の半数が性体験を知らないという現状のようで、恋愛や性に対して刺激を求める男性が少なくなっているのかもしれません。
一昔前のような、ナンパに精を出したりする人も減っている気がしますし、僕らの若い頃のように「ヤリてえ!」みたいなエネルギーで行動する人はあまり見かけなくなったような気もします。
淡白になっているというかね。
そのような背景があって、昔よりもラブラブエッチ系の作品が指示されるようになってきたのではないかなと、個人的には感じるのです。
男性が求めるラブラブエッチとはどんなエッチなのか?
さてさて、ラブラブエッチ系のAVといえば、女性向けAVが真っ先に思い浮かびます。
しかし興味深いのは、ラブラブエッチといっても女性向けと男性向けとはやっぱり違う部分があるところです。
先の作品に共通するのは、男性も女性もどちらもお互いを求め受け入れてセックスしているところです。
また、ここでは紹介しなかった作品の中には、きっかけは男性が女性を強引に襲うような展開のものもあるのですが、実は男性が前から女性のことが好きで…みたいな作品もあったりします。
基本的にはそこには「好きだから」という愛情の設定があるのです。
しかし、女性向けAVで描かれるラブラブエッチと、男性向けAVで描かれるラブラブエッチは、かなり趣向が違います。
そこに同じ「ラブラブエッチ」といっても、男性が求めるものと女性が求めるものの違いが現れているのではないかと思うのです。
つまり、男性向けAVで描かれるラブラブエッチを知ることで、男性がどんなラブラブエッチを好むのかを知ることができるのです。
男性向けAVで描かれるラブラブエッチの最大の特徴は、「徹底的に女性も積極的にある」というところです。
女性が積極的というだけでなく、”徹底的に”女性も積極的なのです。
女性向けのAVでよく描かれるラブラブエッチは、甘くて優しくて、男性がリードして、時には女性が照れたりしてっていう、甘いムードが中心になると思うんですね。
でも、男性向けのAVで描かれるラブラブエッチは、もっとエネルギーのぶつかり合いです。
簡単に言うと、「貪り合うようなセックス」が描かれているのです。
女性もどんどん積極的に攻めてくるし、恥じらいも全くなしに獣のようにエロをむき出しにして男性に襲いかかります。
男性の方も時には乱暴なくらいに自らの性欲を女性にぶつけ、肉弾戦のようなセックスを繰り広げます。
そこには甘いムードは基本的にはありません。
受け身一辺倒な女性の姿もありません。
どちらかというと、溜まりに溜まりまくったマグマが爆発するような激しいセックスが描かれているのです。
そして、男性はそれに興奮するのです。
男性はそういうラブラブエッチを望んでいるのです。
上記した作品を見ても、どれも女性は物凄く積極的ですし、自分から服を脱げば、自分からむしゃぶりついていったりします。
「恥ずかし~い」なんて言いながら顔を覆ったりする、胸キュンシーンみたいのはほぼありません。
男女が獣のように交わり、お互いの性をすべてさらけ出してぶつかり合う。
そんなセックスが描かれています。
これが男性に刺さるラブラブエッチなのです。
「ラブラブエッチ」という言葉は同じではあっても、女性が求めるラブラブエッチと男性が求めるラブラブエッチとでは結構違います。
この違いを理解しておくというのは、男女ともに異性が求めているものを理解するために非常に重要なのではないかと思うのです。
だって女性だって、ラブラブエッチしたいと思っても、自分が思っているラブラブエッチとは全然違ったエッチを男性がしようとしてきたら、「そうじゃない…」って思うでしょうしね。
女性と男性の感覚や好み、認識に違いがあるのは仕方のないことです。
これは100%埋めることは難しいでしょう。
しかし、どういうものを求めているか、男性が思い描くラブラブエッチってどういうものかを知っておくだけでも、そのギャップを多少は埋めることができます。
そういう意味で、先程挙げたような男性向けAVで描かれるラブラブエッチを見るのも、一つの参考にはなると思います。
よく女性のコラムニストなどが、「女性がどういうセックスを求めているかを知りたければ女性向けAVを見ろ」みたいなことを言われていますが、確かにそうかもしれません。
女性向けAVをには、女性が求める理想を反映したものが作品に込められていますからね。
でも、逆もまた然りです。
男性がどんなラブラブエッチを求めているかを知りたければ、男性向けAVで描かれるラブラブエッチを見ることも、一つの参考になるのではないかと思います。
もちろん、AVをセックスの教科書にするのはオススメしません。それは何度もお伝えしてきているように。
でも、「あー、男性の考えるラブラブエッチってこういうものなのね」と理解するための一つのツールとしては、ありなんじゃないかと思いますよ。
以上、今回は男性向けのAVから見る、男性が好むラブラブエッチについてでした。
男性向けAVでもラブラブエッチの作品が増えてきたとは言いましたが、あくまでも今までに比べたらの話で、メインジャンルと言えるほどの存在にはなっていません。
今までが全作品の1%くらいの割合だったものが、3~5%くらいに増えた程度です。
まだまだ男性向けAVは、刺激強めの作品がメインになっています。
ただ、昔に比べたら増えてきているのもまた事実で、男性の感覚や趣向も変わってきているのは確かなのでしょうね。
これには、消極的な男性が増えてきているというのも関係があると思っています。
十数年前から「草食系男子」なんて言葉が生まれ、それが定着して久しいですが、その傾向は今でも変わっていないのかなとは思うんですね。
男性向けAVのラブラブエッチの特徴は「女性が徹底的に積極的」とお伝えしましたが、それは裏を返せば、男性の消極性のあらわれでもあります。
もっと女性の方から来てほしい。
女性の方から積極的になってほしい。
自分からは行けないから、女性の方からアプローチしてほしい。
そういった受け身の男性が増えているのかな、と。
それを反映しているんじゃないかな、と感じたりもします。
まあ、これは何も今の若者に限った話ではなく、20年くらい前から言われていることですけどね!
その傾向が今でも続いていると。
兎にも角にも、男性向けAVでラブラブエッチが増えているというのは一つのサインでもあると思いますし、その描かれ方を見ることで「男性がどんなラブラブエッチを好むのか?」「どんなラブラブエッチを望んでいるのか?」を知ることができると思うんですね。
ですので、もし興味があれば、一度見てみてもいいかもしれませんね!
以上、シゲでした。