アナルへの愛撫で知っておきたいこと
セックスの中にはアブノーマルと言われるプレーがあります。
まあ、何をアブノーマルと言うかの線引きは人によって違うので、
人によってはアブノーマルなプレーと感じても、
別に人には「そんなにアブノーマルかな?」と感じるプレーもあるでしょう。
アナルセックスなんかも、その一つかもしれません。
ということで、今回はアナルセックスについてですが、
まずは頂いたご質問からご紹介します。
こんにちわ。
いつも記事を読んで、エッチの参考にさせてもらってます。そこでご質問なのですが、アナルセックスについてです。
あまり知識が無く、恥ずかしながら、こちらにご質問させていただきます。
ある日の彼とのエッチの時ですが、アナルの方まで濡れてる時に、軽く指を入れられた事があり、その時の私の反応をどうやら彼が気に入ったようなんです。
それに私よりも彼の方が敏感な体をしているため、私も彼にアナルでより感じて欲しいという思いもあります。
なので、お互い興味はあっても知識が無いので、進めず手探り状態です。また、普通のエッチの中でも、愛撫としてアナルを舐めたりとかはあるのでしょうか?
挿入までは考えていないのですが、どこまでなら大丈夫なのかもわかりません。まったくわからないことだらけなので、もしご存知であれば教えてください。
よろしくお願いします。
まず前提として、僕はアナルセックスをしたことがありませんし、
アナルセックスに興味もありません。
ですから、専門的な話もできませんし、経験者としての話もできません。
ただ、ご質問自体も、それこそ挿入までがっつりするような本格的なアナルセックスではなく、
アナルを軽く愛撫するようなライトなアナル攻めの内容ですので、
その点についてお話ししていきたいと思います。
アナルは、そもそも気持ちいいのか?
アナルを愛撫されたことがある人はわかると思いますが、
気持ちいいというよりもくすぐったいという感じですよね。
そのくすぐったさが気持ちいいと感じる人もいるのですが、
厳密に言うとペニスや女性のクリトリスのような気持ち良さとはちょっと違います。
気持ちいいというよりも、
アナルを愛撫されることに興奮できるかどうかがポイントかと思います。
アナルというのは、なぜだかわからないけど、恥ずかしい場所です。
それこそ性器と比べても恥ずかしい場所で、
ペニスを見られたり触られたりするのは全然問題なくても、
アナルだけは触れられたくないって男性も多いと思います。
多分それは女性でも同じじゃないでしょうか?
つまり、アナルは羞恥心と屈辱感の集積と言えるでしょう。
ということは、羞恥心や屈辱感を楽しめるかどうか
それがアナル攻めにとって大事なのだと思います。
挿入したりとガッツリアナル攻めを楽しむ場合は別ですが、
そうでないのなら、アナルを愛撫されること自体に興奮できるかどうか、
そこが一番重要なのです。
そうなると、アナル攻めを好むかどうかは、
男性がSなタイプなのかMなタイプなのかによって大きく変わってきます。
言わずもがな、アナル攻めはMなタイプの男性向けの愛撫です。
アナル攻めは、男性にとっては大きな羞恥心や屈辱感を伴います。
アナルを愛撫されるというのは、一方的に攻められている感覚が強いので、
征服されている感覚を強く感じる愛撫なのです。
それに、普通であれば、セックスの時でさえ見せる場所ではない部分です。
そこを見せてじっくりと攻められることは辱めを強く感じるものです。
そういった羞恥心や屈辱感を楽しめるのは、Mなタイプの男性です。
一方、Sな男性の場合は、羞恥心や屈辱感を楽しめるタイプではありません。
一方的にアナルを攻められる羞恥心や屈辱感に抵抗を感じる人も多いのです。
だから、基本的にアナル攻めは、Mな男性向けの愛撫と考えていいと思います。
それから、アナル攻めにはもう一つの効能があります。
それは、アナルを攻められることに好意を感じるという効果です。
アナルというのは、汚い部分です。
その汚い部分を舐めてくれることに対して、自分への好意を強く感じるんですね。
アナルという汚いところを舐めるなんて行為は、
余程相手に対して行為がなければ出来ない行為ですよね?
それこそ好きでもないオッサンのアナルなんてとてもじゃないけど舐められないと思います。
裏を返せば、好きだからこそアナルを舐められる、
好意があるからこそアナルを舐められると言えるわけです。
アナルを舐めてもらえることは、
アナルを舐めてもいいと思えるくらい自分に好意を持ってくれているんだな、
と感じられるので、それが嬉しかったりします。
以上が、男性のアナル攻めに対する基本的な心理ですが、
これはあくまでもアナルビギナーの男性に限った話。
もっと慣れている人ならば違った感じ方があるでしょうし、
中にはアナルがめちゃくちゃ感じるって人もいるでしょう。
アナルって開発されていく性感帯だと思いますので、
経験を積んでいくに連れて感じるようになっていくのだと思います。
でも、僕を始めとした多くのアナルビギナーの男性は、
上記のような気持ちを持っているのではないかと思います。
さて、それでは、どうやってアナルを愛撫すればいいのか?
これは特にテクニックとかはないと思います。
本格的なアナルセックスであれば、上手にやるコツとかテクニックはあるはずですが、
ビギナー向けのライトなアナル愛撫の場合は、「どう愛撫するか?」は
あまり気にしなくていいような気がします。
そもそも上手に愛撫できるかどうかよりも、
アナルを愛撫するという行為自体に興奮できるかどうかが大事なので、
愛撫のやり方自体をそれほど気にしなくてもいいと思うんです。
ということで、ライトなアナル攻めの場合は、
「アナルを舐める」
これ一択だと思います!
指での愛撫もいいんですけど、
やはり舐められた方が興奮度は高いですし、M心もくすぐられると思います。
特にMな男性への場合は、舐める時の格好ですね。
恥ずかしい格好で舐めて、より羞恥心を刺激するわけです。
四つ這いにしてバックから舐めたり、
女性が正常位の時にする格好のように、脚をガバっと広げた体勢で舐めたり、
いわゆるマンぐり返し(男性の場合は”ちんぐり返し”かな)で舐めたりと、
羞恥心を煽るような格好で舐めてあげるとMな男性は喜ぶかもしれません。
ただ、注意して欲しいのですが、
挿入をするのとしないのとには大きな壁があるということです。
アナルを愛撫されるのは許容範囲の人でも、
挿入だけは絶対イヤって人は多いと思います。
アナルへの挿入は、強い興味や好奇心の後押しがあって始めてできると思いますし、
ちょっと試しにやってみようという気軽な気持ちで出来るものではないんです。
だから、アナルへの愛撫の反応がいいからといって
いきなりアナルへ指を挿入しようとするとキレられた、
みたいなこともあるかもしれませんので、注意してください。
元々アナルというのは、”出す”ところであって入れるところではありません。
そこに物を入れるというのは、強い抵抗感を感じるものです。
アナルへの挿入をするには、強い興味や好奇心があってこそのものですので、
挿入までのプレーをしたいのなら、相手の合意を得てからの方がいいでしょう。
あと、挿入の話ついでに言えば、
アナルに挿入するかのような刺激を与えると、
それを押し出そうという力が自然とアナルに加わります。
ですから、アナルを押すような刺激はしない方がいいですね。
「出そう」な感覚がしてあまり気持ちいいものではないので(笑)
優しくアナルやその周辺をペロペロと舐める、
もしくはたっぷりと唾液を付けて指で優しくアナルを撫でる
くらいの愛撫が丁度いいのではないかと思います。
ということで、あくまでもビギナー向けのアナル愛撫の話でした。
本格的なアナルセックスの場合は、
コンドームを使うのはもちろんのこと、洗浄とか専用のグッズとか、
コツというか下準備やセオリーが色々とあるようです。
本格的にアナルセックスを楽しみたいのであれば、
それ相応の知識をしっかりと学んでから行うようにしてくださいね。
以上、シゲでした。