経験人数が多い男性ほどセックスが下手な理由とは?
今日はですね、
「男性の経験人数はエッチの上手さと比例しないよ」
という話をしてみたいと思います。
というのも、過去に僕がそういうことを記事の中で言っていたみたいなんですね(笑)
そんなご質問を頂いたので、まずはそちらをご紹介します。
いつも楽しく拝読しております。
2013.9.23付け記事の追伸の中で、男性側の経験人数とセックスの上手さは比例してもおかしくないのに、反比例することが多いようだ、という内容の記述がありました。
先日、童貞の彼にまるで宝物に触れるように(たどたどしくも)大切に抱いてもらいとても気持ち良かったので、そういうことなのかなって思ったりしました。
昔OLをしていた二十代初めの頃、プレイボーイで鳴らした上司と一夜限りの不倫をしたことがあったのですが、たしかに手慣れていて流れもスムーズだけど、そこまで気持ちいいってほどでもなかったことを思い出しました。
その後、そのトピックの記事は書かれていらっしゃらないようですが(見落としていたらごめんなさい!)、もし機会があれば是非読んでみたいです。
ご質問の中に出てくる、過去の記事というのはこちらの記事のことですね。
その中で、追記の部分でこう書いています。
ちなみに、経験人数が多い男性は、総じて自分は上手いと思っている傾向が強いです。
経験が豊富だからテクニックも上達していると考えるのは理屈ではおかしくはないですからね。
でも実際は、経験人数の多さとセックスの上手さは、全く比例しません。
というよりも、反比例することの方が多い気がします。
お前何様だって感じですよね(笑)
正直、だいぶ前の記事ですので、何を書いたか忘れていました(笑)
でも、今読み返してみても、基本的にその考え方は変わっていません。
ただ、一応注釈が必要な部分かなとは思いますので、
今回はこのことについて詳しくお話してみたいと思います。
ちなみに、今回の話は、男性についての話です。
経験人数とセックスの上手さは比例するのか?
まず根本的な話で、
経験人数とセックスの上手さは比例するものなのか?
つまり、経験が多い人ほどセックスが上手いのか?ってことですね。
一般的にはそう思われていることが多いんじゃないかと思います。
経験人数が多いということは、それだけ経験も多いということなので、
セックスの技術も上達しているはずだと考えるのが普通でしょう。
多分女性でも、相手の男性が経験豊富だと聞いたら、
「きっとエッチも上手いんだろうな」って期待を持つんじゃないでしょうか?
でも実際はとなると、
必ずしも経験人数の多さとセックスの上手さは比例しないと僕は思っています。
今までに女性から、
「経験人数多いって自慢してたのに、大したことなかったんだけど」
「経験が多いって期待したけど、全然上手くなかったんだけど」
っていう話を何度聞いたことか。
あなたの周りにも、そういうことを言っている女性はいないでしょうか?
ただ、上記の記事で書いた「反比例する」という点については、修正しなければならないですね。
実際は、「経験人数=セックスの上手さ」ではない、と言えます。
もっと丁寧に言えば、
経験人数が多い人で上手な人もいれば下手な人もいる。
経験人数が少ない人で上手な人もいれば下手な人もいる。
つまり、経験人数の多さとセックスの上手さは、あまり関連性がないということです。
もちろん、経験人数どころか、
そもそもセックスの経験が1回や2回しなかないという場合は別ですよ。
さすがにそれくらいの経験数しかなければ、
わからないことも多いでしょうし、事の運びもまだ慣れていないでしょうし、
やっぱり上手になるにはそれなりの経験数は必要だとは思います。
ただ、ある一定のラインを超えれば、
経験人数はほとんど上手さに関係してこないと思います。
では、なぜ経験人数とセックスの上手さは反比例すると言ったのか?
それにはいくつか理由があります。
期待値と実際の上手さとの乖離
まず、「経験人数が多い」という事実からくる期待値に問題があると思います。
結構女性から、
「経験豊富だって言っている割にはあんまり上手くなかった」
「経験自慢する人ほど上手くないよね」
みたいな話を聞くことって本当によくあります。
なぜそういう感想を持つ女性が多いのか?
先ほども言ったのですが、一般的な考え方で言えば、
経験人数が多い=経験が豊富=その分技術も上達しているはずだ、
と考えるのが普通だと思います。
スポーツなんかでもそうですよね。
経験が豊富であればあるほど技術的にも優れているのが普通です。
経験の多さと上手さって比較的比例しますよね。
スポーツに限らず他の分野でも大抵はそうだと思うんです。
だから、相手が経験豊富な男性となれば、期待値が上がってしまうんです。
さぞかしセックスも上手いんだろう、色々知っているんだろう、
今まで経験したことないようなセックスを味わわせてくれるんだろう、
という期待感が上がると思うんですね。
実際、自分の経験の多さを自慢する男性もいますし、
経験の多さを盾にして「俺は上手いんだ」アピールする男性も少なくありません。
でも、実際には、セックスは経験と上手さとは必ずしも比例するとは限りません。
経験が多い割には上手でない男性も少なくないのです。
最初の期待値が高いほど、その期待が裏切られた時に、
その落差を実態以上に大きく感じるものなんですよね。
だから、「経験人数が多い割には上手くない」という印象が強く残るのではないかと思います。
経験の多さを上手さアピールの道具として使う男性も多い
あと印象論の話で言えば、
経験の多さを自分のセックスの上手さの証拠としてアピールする男性が多いことも要因の一つかと思います。
リアルで自分から「何人経験あるよ」みたいなことをアピールする人はさすがに少ないでしょうけど、
なんとなくそういうことを匂わせたり、遠回しにアピールしたり。
あなたの周りにもいるんじゃないでしょうか?
「昔は結構遊んでいたよ」みたいなことを言う男性が。
そういう「遊んでいた」アピールって何を意味しているかっていうと、
・モテるくらい魅力的な男であるというアピール
・経験豊富だから女性との接し方にも慣れているというアピール
・経験豊富だからエッチも上手だぞというアピール
こういう意味があるわけなんですね。
そういうアピールをされれば、女性の方だって、
さぞかし上手なんだろうって期待するのも当然だと思うんですね。
だからこそ、自分の期待値を下回るセックスだった場合に、
余計に拍子抜け感を強く感じるのではないかと思います。
100人と1回ずつよりも、1人と100回の方が上?
さて、ここまでは印象論というか、
なぜ女性が「経験人数が多い人に限って上手い人少ないよね」と感じるのかという話でした。
ある意味ここから本編。
なぜ経験人数とセックスの上手さは必ずしも比例しないのか?
これを考える時に僕は、
100人の人と1回ずつ合計100回のセックスと
1人の人と100回の合計100回のセックスをいつも考えます。
経験人数の多い人というのは、
基本的にはたくさんの人とセックスすることになります。
たくさんの人とセックスをするということは、
どうしても1人あたりのセックス回数は少なくなるものなんですね。
100人の人と100回ずつセックスをしていたら、
それこそ毎日セックスしていても何年かかるかわかりませんから。
1日1回で10000日。27年以上かかります(笑)
で、100人と1回ずつのセックスとなると、
一見色々なパターンのセックスを経験していると思いがちですが、
実はそうでもなかったりするんですね。
基本的にはセックスって、男性手動で行うことが多いです。
つまり、どういうセックスをするかは、大抵は男性によって決まるわけです。
特に最初のセックスだと、なおさらそうですよね。
最初のセックスからガンガンリードしていく女性って少ないでしょうし、
まずは男性にリードしてもらうってパターンがほとんどかと思います。
男性って、自分のセックスの王道パターンって持っているものなんですね。
意識的か無意識的かは別として。
それは、自分のやりやすいやり方かもしれませんし、
自分が一番気持ちよくなれるやり方かもしれませんし、
今までの成功体験の中で一番上手くいったやり方かもしれません。
何にしても、自分のセックスの定番パターンみたいなのを一つ持っているんです。
そして、ほとんどの場合、最初にそのパターンをぶつけます。
相手の女性との初めてのセックス、つまり初手合では、
まずその自分の中の王道パターンを使うのです。
しかも、初手合のセックスって、気持ちが前のめりになっているんです。
「よしこの子とやれるぞ!」って(笑)
そうなると、余計に王道パターンに突っ走ります。
王道パターンというのは、自分に染み付いている一番馴染みのあるやり方なので、
頭を使わずに本能のままに突っ走れるんですね。
100人の女性と1回ずつするセックスというのは、
毎回この王道パターンだけで済むわけです。
毎回相手が変わるのでやり方を変える必要はないし、
相手の女性にとっても初手合なので新鮮でしょうし、
毎回毎回同じことをやっても、相手が変わっているので問題ありません。
つまり、100回セックスをしているんだけど、やっていることは毎回一緒。
同じことを100回繰り返しているだけに過ぎないわけです。
だから、意外とテクニックも成熟していかないし、
引き出しもなかなか増えていきません。
何しろ1つのパターンを知っていれば毎回それでいけるわけですし、
その都度相手が変わりますから、別に何パターンもいる必要がないのです。
一方、1人の女性と100回セックスをする場合というのは、
同じ相手と何度もするわけですから、さすがに毎回同じことをするわけにもいきません。
毎度毎度同じパターンばかりだとマンネリにも繋がりますし、
何より自分自身もやっていてマンネリが出てきてしまいます。
ですので、必然的に色々工夫するようになるんですよね。
この間はこうだったから今回はこうしてみようとか、
あとは色々自分からテクニックなどの情報を集めて、
前回とは違うことやってみて相手を楽しませてあげようとか。
しかも、同じ相手と何度もしていると、ちょっとした変化にも気づくようになります。
そうなると、その変化にあわせてやり方を変えたり、
相手の反応がイマイチな時はちょっと違うやり方と試してみたり。
ちょっと反応がいまいちだからちょっと触り方を弱めたり、
ちょっと触るとこを変えたりのように、微妙なさじ加減の違いを覚えていったりします。
しかも、相手が同じだから、変えてみた結果反応が良くなったとか
逆に前より反応が悪くなったとか、違いを感じることができるんですね。
これが毎回相手が変わってしまうと、その違いを感じることができません。
何しろ、相手が変われば反応が変わるのは当たり前ですから。
そうやって、同じ相手と何度もセックスをしていると、
パターンも増えていきますし、テクニックも成熟していきます。
些細な変化の違いを感じ取る感覚も身についてきます。
どちらも同じ「セックス100回」なのですが、その内容は全然違うんですね。
性格や考え方の違いの影響
また、性格や考え方による違いの影響もあります。
100人の女性と1回ずつセックスをするようなタイプの男性は、
基本的には、「色々な女性とセックスをする」ということを楽しみにしています。
また、色々な女性とセックスをする気持ちよさを求めています。
そういう男性って、「セックスをすること」がゴールであることが多いんですね。
その先の、セックスで女性を満足させる、セックスで女性を喜ばせる
ということについてはあまり興味がなかったりします。
ですので、女性を落とすこと、女性をセックスまで持ち込むことには非常に熱心です。
ですが、セックステクニック自体には無頓着なことも多く、
女性を喜ばせるテクニックなんかもほとんど学ぼうとしません。
基本的にはセックスは自分が気持ちよくなるもの
自分が楽しむことという考え方をしますから。
あくまでも、自分が楽しむことが主目的です。
一方、1人の女性と100回セックスするタイプの男性の場合は、
1人の人を大事にするタイプですから、当然相手を喜ばせることにも熱心です。
セックスでも、単にセックスすることだけではなく、
セックスで女性に喜んでもらうこと、セックスで女性に気持ちよくなってもらうこと
に対しても強い興味を持っていることが多いです。
こういう男性の場合は、基本的にはセックスの相手は彼女になります。
彼女相手だとやっぱり彼女に喜んでもらいたいって気持ちになりますから、
セックステクニックを勉強したり、
いかにしてセックスで喜んでもらえるかってことを考えたりします。
「やることがゴール」の男性と、「良いセックスをすること」がゴールの男性。
どちらの方がよりセックスが成熟していくかは、言わなくとも後者だということは想像がつくと思います。
こういった性格の違いも影響してくるのではないかなと思います。
以上が、僕が「経験人数とセックスの上手さは比例しない」と考える理由です。
昔ある女性が言っていたことを思い出します。
「遊んでいる男性って、セックスが浅い」
まあ実際はここまで直接的な表現をしてはいませんけどね(笑)
それにこれはあくまでもその女性の感想に過ぎないわけですが、
個人的には「浅い」という表現にハッとさせられた記憶があります。
やはり、たくさんの女性とセックスをしても、
一つ一つのセックス自体がどうしても浅いセックスで終わることが多いので、
それだけ自身のセックスのやり方も浅くなってしまうのかなと想像します。
しかし、だからといって、経験人数が多い男性がみんな下手かというとそういうわけではありません。
100人の女性とセックスしている人で上手な人はいますし、
1人の女性とたくさんセックスしている人でも上手でない人はいます。
たくさんの女性とセックスするからこそ得られるものもあるでしょうし、
100人の女性と遊んでいる男性だって、その間に、
1人の女性とじっくりと過ごす時間があったかもしれませんし。
それに、たくさんの女性と遊んでいる人でも、
ちゃんとセックスの質を重視する人もいるでしょうしね。
逆に1人の女性しか知らないというのも、さすがに経験の幅が狭くなりそうですし、
ある程度は色々な女性と経験しておいた方が得るものは大きいかもしれません。
そもそも100人と1人という対比自体が極端ですしね。
わかりやすくするために、あえて極端な対比をしたわけですけど、
当然ですが、人間全てをこの二極に分類できるわけではありませんから。
ですので、言えることは、経験人数は上手さとは関係ないということ。
結局のところは、その男性がセックスに対してどう向き合っているかということだと思います。
ただ、100人とかのたくさんの女性とセックスをするような男性は、
「女性とやること」がゴールになりがちな思考を持っていることが多いので、
セックスそのものは疎かになりやすいかなという感じですね。
以上、シゲでした。