女性がAVを見てセックスの参考にするのはアリなのかナシなのか?
よく男性で、AVの真似をしたセックスをして女性にガッカリされる、というのがあります。
だから、男性はAVをセックスのお手本にしてはいけないって言われますね。
それには僕も大賛成。
AVをお手本にして、いきなり顔射とかする男性って本当にいるみたいですからね。
では一方、女性はどうなんでしょうか?
女性は男性向けのAVをセックスのお手本としていいのか?
男性向けのAVを見ることはセックスの参考になるのでしょうか?
そのようなご質問を頂いたので、それについて今回は考えてみました。
シゲさん、
いつもなるほどな~~と勉強になります。言葉責めの質問の際には、その通りにやってみたところ、[はぐらかさずに欲しい言葉を言ってしまう、ってやつ]彼が興奮してくれました!いつもと違う彼の姿が見られました!
とっても嬉しかったです!しかしながら当然男性のほうがAV見たりしてかなり刺激の強いものに慣れています。
私の反応なんかじゃ足りないのではないかと毎回心配です。ぶっちゃけ女性もAVを見たほうが良いのでしょうか?
彼がより満足できるようにしたいです。シゲさんアドバイスお願い致します。
う~ん。
これ、結構回答に悩むところではあるのですが、
基本的にはAVは参考にしなくてもいいと思います。
AV(ここで言うAVとは、女性向けAVではなく、あくまでも男性向けのAV)は、
男性を興奮させるために作られている作品です。
そのため、男性を興奮させる要素や技術が凝縮されてはいるんですね。
男性をいかに興奮させるかを綿密に計算して作られていますし、
いかに興奮させるかを考えてカメラアングルから出演者のセリフや振る舞いまで
細かいところまで決めて撮影されていますし、
男性を興奮させるための技術がふんだんに使われています。
例えば、仁王立ちフェラのシーンなんかは、
男性は大抵は手を後ろ手に組んだ姿勢でフェラさせています。
わかりやすく言えば、学校の体育の授業なんかでよくやった「休め」の姿勢ですね。
仁王立ちのフェラの時って、普通は手をぶらんと垂らしていたり、
女性の頭を撫でたり体を触ったりしているものなのですが、
AVでそれをやってしまうと、仁王立ちフェラを横から撮影する時に、
手が丁度咥えている部分を隠してしまうため、邪魔になってしまうんですね。
だから、休めの姿勢で手を後ろに組んで、撮影の邪魔をしないようにしているわけです。
仁王立ちフェラのシーンになると、毎回男性が手を後ろに組むので、結構笑えますよ(笑)
まあそれは置いておいて、そんな感じで、凄く細かいところまで打ち合わせで決めて撮影しているらしいです。
それは男性を興奮させる意味でも同じで、
どうやったら興奮させられるかを細かいところまで計算して作られているんです。
そう言われると、AVを見るのは、男性を興奮させるための参考になるんじゃないかと思いますよね?
ただ、AVって、やっぱりファンタジーの世界なんです。
現実ではないという前提条件の上で、ファンタジーだからこそ思いっきり興奮を最大限に楽しみましょう、
ということを前提として成り立っている演出だったりするのです。
それこそミュージカルのようなものです。
ミュージカルは、現実とは違う、舞台上で行われている出来事だからこそ、
歌を歌って愛を伝えるという行為が成立しているわけですし、
歌で愛を伝えることに涙を流せるわけですよね。
これが、リアルの場で、愛を伝えるのに突然歌を歌い始められたらびっくりするでしょう(笑)
AVも同様で、AVのセックスって、AVというファンタジーの中で成立しているものなので、
リアルの場でAVのセックスをそのままやったら男性が興奮するかといったら、
必ずしもYESとは言い切れないのです。
AVのセックスという、興奮を最大限高めることを目的とした”濃度の高い”セックスは、
リアルの場ではちょっと濃すぎ、やり過ぎに感じてしまう男性も少なくありません。
だから、基本的にAVのセックスは参考にしなくていい、と僕は思っています。
ただ、例えば、愛を伝えるためのオリジナルのラブソングに感動する人がいるのと同様で、
AVのようなセックスに興奮する男性もいるのも間違いないんですね。
ミュージカルばりに、突然「あなたの~♪ことを~♪愛してるぅ~~♪」なんて
歌で愛を伝えられたらびっくりするとしても、
結婚式などで「君のためにオリジナルのラブソングを作ってきました。」と聴かされたら、
それはそれで感動するわけで。
同じ「愛を歌で伝える」という行為なのに、
一方ではびっくりして時には引きそうな伝え方があって、
一方では感動する伝え方がある。
その違いは、
同じ「愛を歌で伝える」という方法論は同じでも、
ちゃんとリアルに即した方法で適用しているかどうかなんです。
AVのセックスも同じです。
AVのセックスは、男性を興奮させる要素や技術が凝縮されているのは確かですし、
男性を興奮させるための方法として、AVはヒントになるのも確かです。
ただ、AVのセックスやAVの中の技や演出を
ちゃんとリアルに即した形で使いこなせることが大事なんです。
AVのセックスをそのままリアルで真似したら、
突然愛を伝えるのにミュージカルばりに歌い始めるのと同じです。
だから、AVのセックスも、リアルに合わせて応用・適用できるのなら参考になるのですが、
それってなかなか出来ることではありませんので、
だったら無理にAVを参考にしない方がリスクは少ないと思います。
だから”基本的に”AVは参考にしなくていい、というスタンスなのです。
AVを参考にする時に気をつけておきべき点は?
とはいえ、何度も繰り返しになるのですが、
AVは男性を興奮させる要素、技術が凝縮されているのは確かなので、
男性を興奮させるのに参考になるにはなるんですよね。
じゃあ、AVを参考にする際は、何に気をつければいいのか?
僕が思うのは、2点です。
1,AVを見て自分(女性)がやってみたいと思えるもの
AVを見て、女性自身が「これはやってみたい」「これは試してみたい」と
自分自身も乗り気になれるものを取り入れる、ということ。
これは最も大事ですね。
どうしても男性を喜ばせるテクニックをAVから参考にしようとすると、
「これやったら興奮してくれるかな?」「これやったら喜んでくれるかな?」と
男性の要望に答えることを第一に考えてしまいがちです。
でも、男性が最も興奮するのは、女性がセックスに熱中している姿です。
セックスの快感に夢中になり、セックスを心の底から楽しみ、
女性自身もセックスに熱中している姿に男性は一番興奮します。
ですから、AVのテクニックを参考にするにしても、
自分自身も楽しめそうなもの、前向きな気持ちで「やってみたいな」と思えるものを
チョイスすることが大事です。
「私はやりたくないけど、これやったら喜びそうだからやってみるか」みたいな
自分が乗り気じゃなく仕方なしにやる、みたいなことはしないようにしてください。
それだと女性も楽しめないですし、女性が楽しめないと男性も楽しめなくなりますから。
2,普段のセックスの中に取り入れられそうなものを参考にする
ベースはあくまでも普段やっているセックスです。
普段やっているセックスに、AVの中で取り入れられそうなものがあれば取り入れる。
逆にやってはいけないのは、AVの方に自分のセックスを合わせることです。
今までやってきたセックスの形があると思います。
いつもやっているセックスの自分なりの形があると思います。
あくまでもベースはそれです。
そこに、AVを見てプラスできそうなものがあれば加えてもいいですが、
AVを見て良さそうなテクニックとかがあっても、それが普段自分がやっているセックスとは
合わなさそうであれば取り入れない方がいいです。
自分のセックスをAVの方に合わせようとするとどこかで無理がでますし、
セックスがAVのような味付けの濃い、ファンタジー色の強いセックスになってしまいます。
例えば、フェラのテクニックをAVで学ぶとかはいいと思います。
フェラってセックスでやる人が多いので、普段のセックスからは逸脱しないでしょうしね。
でも、普段はあまり喘ぎ声を出さない人が、
AVを見て「喘ぎ声は大きい方が喜ぶんだ」と思って
無理に大きな喘ぎ声を出そうとするみたいなことはやめた方がいいですね。
それは、自分本来のセックスからは逸脱したものを無理にしようとすることであり、
どこかで無理が生じてくると思うからです。
あくまでもベースは、普段自分がやっているセックス。
そこから逸脱せず、プラスαできそうなものだけ取り入れていくという感じがいいと思います。
もちろん、時には自分のセックスを変えることも有効です。
毎度毎度同じセックスだとどこかでマンネリになる可能性もありますし、
ちょっと変化を加えることは新鮮さや刺激を与えるのに必要なことです。
ただ、変化の参考としてAVをお手本としてしまうと、
一気にファンタジーの世界に飛んでいってしまいます。
あくまでもリアルと地続きの中での変化が必要なわけであって、
突然ファンタジーの世界に連れて行かれると驚く男性もいるのです。
AVというのはファンタジーであるってことを理解して、
その上で「リアル」というフィルターを通した上であれば、
AVにも参考になる部分はあると思います。
そのフィルターを通すということ。
ファンタジーをリアルに変換して最適化するということがなかなか難しいので、
だったら無理にAVは参考にしない方が無難かなと思っています。
ちなみに、僕が紹介しているテクニックもAVをヒントにしているものもあります。
ただ、僕なりにフィルターを通して、
リアルで使ってもおかしくない形に変換してご紹介しています。
「だから僕の言うことは大丈夫!」とは言いません。
ただ、AVをそのまんま真似するよりは安全だと思いますよ!
あと、僕が紹介している教材とか、僕からお付けしている特典なども
その点を考慮した上で選んだり作ったりしています。
結構考えてるんですよ(笑)
以上、シゲでした。