セックスで「もっと積極的に」「もっとさらけ出して」と秘めた性的願望をしつこく求める男性心理とは?
男性から、「もっと積極的になっていいよ」とか
「もっとエッチになっていいよ」みたいなことを言われたことはありませんか?
でも、あなたとしては、もうこれ以上ないくらい積極的になっていて、
これ以上ないくらいオープンになっているのだとしたら、
「もうこれ以上どうしたらいいの?」って、八方塞がりな気分になりますよね。
そんな感じのご質問を頂いたので、まずはそれについてお答えしていきます。
そして、この問題って、男性の性(セックス)に対する思考の癖も関係してくると思うんですね。
ですから後半は、その思考の癖。
男性はどういう思考を持ちがちなのかってことについてお話していきます。
まずは頂いたご質問からです。
彼は経験あり、私は彼が初めてです。
だんだん私も慣れてきたのと、シゲさんのブログのかいあって彼とは楽しくセックスできています。しかし、前々からずっと「もっと積極的になってよ。ガツガツきてよ」と言われます。
私は彼からの誘いにOKした時点で「今はセックスに対して前向きだし積極的だよ」って感じだったんですが、認識の違いがあったようで…。
私なりに何も言われなくても先に私が攻めてフェラしたりとかはしてたんですが、何か違うようでいつも「もっと積極的になって」と言われてしまいます。
もっとわがままなセックスをしてもいいよって事なんでしょうか。何か参考になればと思い、痴女モノAVとかも見ましたが「これを現実でやるにはどこを参考にすればいいの…」と言った感じで…。
個人差はあると思いますが、男性が言う「積極的」とか「ガツガツきて」というのはどういうモノを言うのか教えていただきたいです。
お忙しいとは思いますが、よければ回答お願いします。
はい。
これって、同じような経験がある方も多いんじゃないかと思います。
男性からは、「もっと積極的になって」と言われるけど、
女性としては、出来る限り積極的になっているので、
「これ以上積極的になれと言われてもどうすりゃいいの?」みたいな。
ご質問における彼が言う「積極的」というのがどういう意味で言っているのかはわかりません。
もしかしたら、痴女的なプレイを求めているのかもしれませんし、
女性がセックスをリードするようなプレイを求めているのかもしれませんし、
彼から見ると、ご質問者様がまだまだ受け身に感じるのかもしれません。
僕からすれば、
セックスの最中に女性から何かしらのアクションを自ら起こす瞬間があれば、
積極的になってくれているな、前向きにセックスに参加してくれているなと感じるんですけどね。
例えば、
女性の方から言われる前にフェラや乳首舐めをしてくれるとか、
自ら騎乗位をしてくれたり、騎乗位で腰をガンガン振ってくれたりとか、
女性が自分からして欲しいことを言ってくれたり。
あとは、たまには女性の方からセックスを誘ってくれるとかね。
そういうのがあるだけで、十分積極的だと感じるのですが。
でも、ご質問を拝見する限りでは、
ご質問者様は既にそのくらいのことはされていると思うんですね。
その上で、男性から「もっともっと」と求められるので、
いったいこれ以上何を求められているのかわからない状態になっているのだと思います。
そこで、今回のメインテーマに入ります。
もっともっとと求めてしまう男性心理
なぜ男性は、「もっともっと」と求めるのか?
女性からすれば積極性や自分の性を全てさらけ出しているのに、
「もっともっと」と求めてしまうのか?
以下は僕なりの解釈です。
男性がみんなそうだとは限りません。
ただ、男性の思考を考えるうえでの参考にはなるかなと思います。
1,ノーマルな状態
まずはこちらの図からです。
はい、意味がわからないですね(笑)
男女がセックスをする場合は、お互いの性を見せ合います。
性というのをもっと砕けた表現にすると、「エッチな自分」というイメージですね。
これはお互いの裸かとか性器を見せるというビジュアル的なことや
喘いだり感じたり卑猥な会話をしたりというセックス中の振る舞いだけではなく、
精神的な部分でのエッチな自分を見せ合うわけですね。
図の、線から上が、見せている部分です。
日常の生活では、この「見せているエッチな自分」は凄く少ないですよね。
普段からエロさ全開で生きているぶっちゃけキャラの人でない限り、
普通はセーブしたり隠したりしているものです。
飲み会などで下ネタ会話をする時だって、ガンガンさらけ出す人は少ないと思います。
特に女性は、その辺は隠したりセーブするものですよね。
それが、セックスになるとある程度オープンになります。
そりゃそうですね。
セックスをするのに隠していたら何もできなくなりますし、
ある程度自分の中のエッチな自分を解放してセックスという行為をします。
更に見せる部分を増やすわけです。
2,男性が想像している性のイメージ
そこで次の図です。
セックスの時はある程度自分の性をさらけ出すといっても、
全てを100%フルオープンにさらけ出すわけではありませんよね?
中にはフルオープンになる人もいるかもしれませんが、
大抵の人は大なり小なり隠す部分もあると思うんです。
それが、図の点線の部分ですね。
どんなにセックスでオープンになると言っても、
やっぱりそこは隠したい部分もあるとは思うんですね。
例えば、例として適しているかどうかはわかりませんが、
オナニーなんかがわかりやすいかもしれません。
女性でも今はオナニーをするのが当たり前になってきていますが、
それを彼氏や旦那さんに対して、大ぴらに見せたり、ぶっちゃけたりする人って多くはありません。
やっぱりまだまだ秘めておきたい部分だと思います。
あとは、ちょっと変わった性癖とか過激な願望なんかもそうですね。
図にも書きましたが、SMっぽいことが好きだとか、
3Pに興味があるとか、野外エッチとか露出に興奮するとか、
そういう性癖って、あまり人には知られたくないでしょうし、
安易に見せたくない自分の一面ですよね。
そういうのって、どんなに彼氏や旦那さんのようにセックスをする相手でも、
見せないようにすることが多いと思います。
また、そういう変わった性癖だけが点線の部分なわけではありません。
例えば、一見清楚で普段は下ネタなんか話さないけど、
エッチになると乱れまくってエロスイッチが入ってしまう、淫らな一面とか。
あとは、別に知られて恥ずかしいことではないけど、
実はクンニされるのが好きとか、騎乗位が好きとかの性的な好みなど。
そういうのも恥ずかしくて、オープンに出来ない人も少なくありません。
内容がハードにしろソフトにしろ、隠している部分ってあると思うんですね。
そういった部分を隠すのって、
好きな人に嫌われたくないとか引かれたくないから、
単に知られるのが恥ずかしいから、
エッチなオンナだと思われたくないからとか
そういうのが主な理由だと思います。
そういう秘めたエッチな一面は、男性からは見ることができません。
図の黒い線の下、点線の「見せていない性」の部分になります。
隠しているわけですから、男性から見えるわけがありません。
でも、男性は、この点線の部分が「絶対あるはずだ」と考えるんですね。
なぜなら、男性は点線の部分を絶対持っているから。
内容は人によって違っても、絶対に秘めている性癖とか願望ってあるんですね。
だから、きっと女性にも同じように秘めている性癖や願望があるはずだ、と考えるわけです。
そして、男性が一番見たいのが、その秘めているエッチな一面、
図で言う点線の部分なんです。
極端な言い方をすると、女性の持っているエッチな本性。
そこが一番男性が見たい部分なのです。
興味を持つ部分なのです。
だから、そこをもっと見せてくれ、もっとさらけ出してくれと求めるのです。
ご質問にある「積極的になっていいよ」というのも、
僕はこれに近い心理なんじゃなかなと思うんですね。
まだセックスでセーブしている、照れて隠している部分がある、
自分の中のエッチな一面をさらけ出しきっていない、
だからもっとオープンになって全部見せていいよと、
そういう意味での「積極的」なんじゃないかと感じます。
3,女性が全部さらけ出したとしたら
では、女性が男性の求めに応じて、勇気を出して全て見せたとします。
もう全部見せました。
自分の中のエッチな部分を全て出しました。
欲求も願望も性癖も全てをさらけ出しました。
もう隠している部分はありません。
そういう状態。
この状態だと、もう女性は全部出しているので、もうこれ以上出せるものはありません。
先ほどの点線の部分はもうない状態ですね。
基本的に、男女がこの状態でセックスできるって、幸せなことだと思います。
男女お互いがフルオープンになってできるセックスは、楽しい瞬間だと思います。
でも、男性によっては、この段階になってもまだ、「もっと見せろ」と求める人もいます。
女性としては、これは困りますよね。
だって、フルオープンになって全部見せているわけですから。
出せるもの全部出しているわけですから、これ以上出せるものはありません。
見せろと言われても、これ以上どうしろって感じです。
これが、頂いたご質問者様の状況に近いんじゃないかな。
4,なぜ男性は「もっと見せろ」と求めるのか?
では、なぜこのような状況になるのか?
女性は全部見せました。
もう隠している部分はありません。
フルオープンにしました。
でも、男性はもっと見せて欲しいと求めてくる。
もっと出していいよと求めてくるわけですね。
なぜこういうことが起きるかというと、
男性が勝手に妄想で点線の部分を作り出してしまうからです。
点線の部分って、男性からは見えない部分ですから、
男性としては想像するしかありません。
でもそれは、逆に言えば、想像しようと思えば、いくらでも想像できてしまう部分でもあるのです。
だから、「まだあるはずだ」といつまでも想像が終わらなくなってしまうわけですね。
女性としては、もう全て出し尽くしているので、点線の部分はもうないのですが、
男性は「まだあるはずだ」と勝手に妄想で作り出してしまうので、
もっともっとと求めてしまうのです。
点線の中身までは具体的に想像しないわけですが、
まだあるんじゃないかと勝手に点線部分を作っちゃうわけです。
「じゃあキリないじゃん」、と思うかもしれませんね。
そうです、キリがないんです(笑)
女性がどんなに出しても出しても、
男性はまだあるはずだ、もっとあるはずだと想像で作ってしまうので、キリがないのです。
男性みんながそうだってわけではないですよ。
でも、そういう思考の癖にハマってしまう男性も中にはいるのです。
やらない方がいいこと
よくこのパータンになった時に女性がやってしまうのが、
男性の求めに応じるため、男性を喜ばせるために、
本当はやりたくないプレイをやってしまうことです。
本当は別にそのプレイをしたい願望はないのに、
男性を喜ばせるために,ウソの性癖を作って演じてしまうのです。
例えば、本当は興味がないのに、実はSMが好きな振りをしたり。
でも、それをやってしまうと、それが好きなキャラが作られてしまうので、
そのウソをその後も付き続けていかなくてはならなくなります。
百歩譲って、それで男性が満足してくれるのならいいのですが、
先ほど言ったように、ウソを演じて一時的に満足させたとしても、
また「まだあるはずだ」と始まって、もっともっとと求められてしまう場合もあります。
そうなったら地獄ですよね。
ウソにウソを重ねていかなくてはならない、無限ループに入ってしまいます。
ですから、ウソだけはつかない方がいいのです。
多少その場のテンションで、過激な振る舞いをするくらいならいいとは思います。
でも、ウソの性癖を演じてしまうと、そのウソの性癖を演じ続けなければなりません。
さすがにそれは苦痛ですよね。
後々苦しくなるのは自分なので、ウソだけは避けた方が僕はいいと思います。
男性を納得させる方法・・・になるかわかりませんが
対策になるかわからないのですが、
男性は、女性の「これが私がセックスで一番興奮することです」という
ピークを知れるとある程度満足できるものなんですね。
私の中ではこれが一番です。
これ以上探っても何も出てきませんよ、と。
男性の興味の一つは、
「女性がセックスで一番興奮するプレイやシチュエーションは何か?」
「女性がセックスで最もエッチな気分が高まるのは何に対してか?」
つまり、女性のエロモードのピークはどこにあるのか?です。
それを知ることができると、男性はある程度納得するものです。
ある程度の満足感を得られるんですね。
ですから、その一例を教えておくってのはいいかもしれません。
「私の性欲・願望のピークはこれですよ」と。
それが、極々普通の答えだと、正直ちょっとガッカリするかもしれませんが、
それが本音であるならそれはそれで仕方のないことです。
もしそれでも男性から、「もっとないの?」「他には?」みたいに
しつこく求められるようであれば、「もう、ねーよ!」と突っぱねましょう(笑)
全部出しきった上で、もっともっとと求められてもないものは出せないわけですし、
それ以上は本当にキリがないですからね。
時には、男性に諦めさせることも必要なのです。
ということで、最初にも書きましたが、
男性みんながみんなこういう考え方をするわけではありません。
中にはものわかりがいいというか、
女性が見せてくれたものを素直に受け入れて、
それ以上深追いしない男性だって多いです。
ただ、男性が陥りがちな思考の癖であるのは確かだと思うんですね。
少なくとも、図の点線部分を見たい知りたいという気持ちは男性なら持っています。
だから、オープンにすることには反対しません。
むしろ、男性としてはオープンにしてほしいというのが本音です。
ただ、そこはあなたがオープンにしてもいいと思えるもの、
逆にこれだけはオープンにしたくないものもあると思うので、
どこまでオープンにするかは自分の判断でいいと思います。
そして、オープンにしたけど、更にもっともっとと求められた場合は、
無理に男性の要求に答える必要はありません。
そこは跳ね除けちゃっていいのです。
男性を喜ばせようとウソをついたり演じたりすれば、
自分が苦しくなっていくだけです。
ないものは出せないんですから。
ウソをついてまで、やりたくないことをやってまで、男性を喜ばせる必要はありません。
それだと、男性は喜ぶかも知れませんが、あなたはセックスを楽しめなくなってしまいます。
大事なのは、「一緒に」セックスを楽しむことですからね!
以上、シゲでした。