「そこイイ」「それイイ」という言葉が男性を上達させる

セックスの時に、女性が言葉で反応を示すことは大事なことだ
ということは以前からお話ししてきたと思います。
「イイ」「気持ちいい」「感じる」といったような
自分が感じていることを言葉で伝えられると
男性は大きな興奮を感じるものなのです。
女性が感じている姿は、男性にとっての大きな興奮材料です。
それを言葉で伝えることは、男性に強烈な刺激を与えることになるのです。
しかし、言葉で伝えることは、男性を興奮させるためだけにあるわけではありません。
男性を育てるという意味でもとても大事なことなんですね。
男性は相手の女性がどこをどう愛撫されたら気持ちいいのかは最初は知りません。
どこをどう愛撫されたら気持ちいいかは本人しか知りえない事実なので、
正直なところ伝えてくれないとわかりようがないわけです。
もちろん男性は男性なりに、
それを何とかセックスの中で反応を見ながら見つけていこうとするわけですが、
やっぱり反応から見抜くのには限界があります。
限界があるというか、見抜くのが上手な人もいれば苦手も人もいるのです。
だから、本人から伝えてもらうのが一番早く的確なんですね。
でも、女性から、「どこそこが気持ちいいから、こうやって愛撫して」と
自ら要求するのは恥ずかしいでしょうし、気が引けるとも思います。
そこで使えるのが、「そこイイ」「それイイ」という言葉です。
「それ」とか「そこ」と付けるのがポイントですね。
男性が気持ちいい愛撫をしてくれた時に、
「イイ」とか「気持ちいい」と言って伝えるのもいいのですが、
それだけでは若干ぼんやりした印象があります。
しかし、「そこ」「それ」と付けることで、
より何が良かったのかを具体的に伝えることができるのです。
個人的な感覚で言えば、
「そこ」というのは愛撫している場所がいいと受け取ります。
愛撫されている場所、指や舌・ペニスが当たっている部分が
気持ちいいツボに入っている時に、「そこイイ」という言葉で伝えるといいでしょう。
愛撫というのは、ちょっとズレただけでも感じ方は全然違うと思います。
例えば、手マンでのGスポットへの指の当たり方にしても、
指一つ分ズレただけでも全然感じ方は違うのではないかと思います。
しかし、男性からすると、女性の求めるところへピンポイントへ当たっているのか、
女性がどの部分を刺激されると気持ちいいのかはなかなかわかりません。
ですから、ジャストで当たった時に「そこイイ!」と言ってくれると、
「ここがいいんだ」とわかってそこを重点的に攻めることができるので凄く助かるのです。
それから「それ」という言葉ですが、
こちらは主に愛撫のやり方や力加減、指や舌の動かし方などの
動作の良し悪しを指していると受け取れます。
愛撫のプレイ内容って感じですね。
手マン、クンニと簡単に愛撫の名前を一括にしていますが、
やり方によって感じ方や気持ち良さって全然違いますよね。
激しいやり方が好きな人もいれば、ソフトなのが好きな人もいる。
ゆっくりした触り方が好きな人もいれば、素早く触られるのが好きな人もいる。
そういう触り方舐め方が好きか、それくらいの力加減が好きかは、
人によっても大きく違うと思います。
男性からすると、どれくらいの力加減でやればいいのか、どういう触り方をすればいいのか、
強すぎて痛くないか、弱すぎて物足りないか、不安だったりもするんですね。
その、やり方がちょうどいい、加減がちょうどいいというのを伝えるのが、
「それイイ」という言葉なのです。
これを言われると男性は、「今くらいのがいいんだな」と伝わるので、
どれくらいの加減で、どのような愛撫をすればいいかを掴むことができます。
どこをどうやって愛撫すればいいのか?
これは愛撫をする際の肝になるかと思います。
それをパートナーの男性にしっかりと伝えることができるのが、
「そこイイ」「それイイ」という言葉なのです。
女性から、どこを愛撫して欲しい、どれくらいのやり方をして欲しい、と
男性に指示するのは言いづらいですよね。
そこで、男性の愛撫がちょうどツボを捉えた時に「そこイイ」と言ったり、
男性の愛撫が丁度いいやり方をした時に「それイイ」と言って
あなたにとっての好みの愛撫を教えていくようにしてほしいんです。
自分からあーせいこーせいと言うのではなく、
男性が良い愛撫をした時に「それ!それがイイから覚えておいて!」と
男性に教え込んでいくんですね。
そうすることで、男性はあなたがどんな愛撫を好むのかを知ることができますし、
意外と女性がはっきりとポジティブな反応を見せたことって記憶しているものなのです。
「そうか、この子はここがいいのか!こういうやり方がいいのか!」と。
セックスでどんな愛撫が好きなのかは、人によって大きく違うと思います。
大まかなところは共通する部分があったとしても、
細部に渡っては個人差がどうしてもあるものです。
それを男性に教えていくこと、
自分はどんな愛撫が好きなのかを伝えていくことって凄く大事なことなのです。
あなたが、どこをされるのが好きなのか、どうされるのが好きなのかを教えていくことで、
男性のテクニックを上達させていくことができるんですね。
上達させるというよりも、あなた好みの愛撫のやり方に
カスタマイズしていくことができるわけです。
究極のセックステクニックといったら、
パートナーの女性の好みに合わせたセックスができることだと思います。
しかし、好みは千差万別ですから、細かい好みの違いまではなかなか捉えることができません。
その細かい好みの部分、あなたがどこが感じてどういう愛撫が好きなのかを
男性に教えていくことであなた好みの愛撫に近づけていくことができるのです。
セックスの理想形とは、二人で作っていくものです。
そのためには、「私はこういのが好きなの」「俺はこういうのが好きなんだ」と
お互いに教え合って相手を理解していくことは必要不可欠だと思います。
しかし、あれやってこれやってと要望をぶつけることはなかなかできませんよね?
それを自然に行っていくのが、「そこイイ」「それイイ」という言葉なのです。
もちろん、相手の男性があなたのツボに入るような愛撫をしてくれないと
「そこイイ」「それイイ」という言葉で教えることはできません。
そういう意味では、受け身の反応になってしまうとは思います。
でも、ツボに入った時にそうやって教えていくことによって、
相手に覚えさせていくことができるのです。
あなたの好みを上手に伝えていって、男性の愛撫をあなた好みに変えていってください。
それは男性にとっても嬉しいことなのです。
なぜなら男性だって女性が喜ぶようなセックスをしてあげたいと思っているものですからね。
以上、シゲでした。