セフレに「好き」はご法度?セフレとのセックスで愛情ワードが歓迎されない理由
ここ最近思うのが、「セフレ」という関係が、
凄く身近なものになってきているような気がするんですね。
本気で恋愛はしない、結婚するつもりはない。
でも、時々一緒に過ごしてセックスもする遊び相手はいる。
そんな人が、男女問わず増えているような気がするんです。
ただ、そこはセフレはセフレ。
恋人や夫婦とはやっぱり違うんですね。
セフレとのセックスでご法度とも言われているのが、「好き」などのような愛情ワードを言うこと。
なぜご法度なのか?
今回は、セフレとのセックスでの愛情表現についてお話していきたいと思います。
まずは、頂いたご質問の紹介です!
彼とはセックスしていてもお互い名前を、呼べない、好きと言えない関係です。
いわゆるセフレでお互いパートナーがいます。
私は彼が、大好きで、彼もとても、可愛がってくれます。彼は還暦過ぎたおじさまですが元ダンサーなんでお年より若く元気です。
私もダンサーなんで普通のカップルよりかなり濃密なセックスが楽しめてますが、名前を呼んだり、大好きと言うと萎えるらしく気持ちを伝えられないです。気持ちいい、もっとほしい、とは言えてもからだで気持ちを伝えてるけど 言葉で伝えたいときはどうしたらいいですか?
はい、ご質問ありがとうございます!
お互いにパートナーがいるセフレ関係とのことで、
つまりはダブル不倫ということなのでしょうか。
こういう関係の場合、「好き」という言葉のような、
愛情表現を言われるのを嫌がる男性も確かにいます。
では、なぜ嫌がるのか?についてお話していきましょう!
ちなみに、セックスの最中に言う、「好き」とか「愛してる」などの
愛情を表現する言葉を「愛情ワード」とここでは呼ばせて頂きます!
セフレの関係には愛情を介在させたくない
今回のケースによると、
・セフレという関係であること
・お互いにパートナーがいるということ
ですので、ここが1つのポイントになります。
恋人や夫婦間でのセックスだと、愛情がベースになります。
愛情を感じられれば感じられるほど、セックスの質も上がっていきいます。
愛情がこもっていればいるほど、快感も興奮も満足度も高まっていくでしょう。
愛情がブースト装置の役割を果たします。
しかし、セフレとのセックスとなると事情がちょっと変わってきます。
まず、セフレとのセックスは何が楽しいかというと、
気軽にセックスを楽しめるということ、純粋にセックスだけを楽しめることが
セフレとのセックスの醍醐味だったりもするんですね。
言い方は悪いですが、愛だの恋だの好きだの何だのを抜きにして、
ただただエロいことを一緒に楽しめるという関係。
全てのケースがそうだとは限りませんが、
そういう”割り切った関係”をセフレに求めている男性は多いです。
だからといって、セフレに対して「気持ちがない」と言っているわけではありません。
セフレに対しても特別な感情は当然持っていますし、
気持ちがあるからこそセフレの関係って続けられるものだと思うんですね。
ただ、あまり好きだとか愛や恋だとかのような
恋愛感情をセフレ関係に持ち込みたくないという男性も多いのです。
そういう感情から解放された関係だからこそ心地よいのに、
恋愛感情を持ち込んでしまうとそれが重たく感じてしまう。
そういうタイプの男性だと、セックスの最中に愛情を感じさせる言葉、
例えば、「愛してる」とか「好き」とか名前を呼ばれたりなどのやり取りを避けようとする男性もいます。
結構「好き」とか「愛してる」って言われると、ズシンと重み感じますからね。
今回のご質問のケースも、それに該当するのかもしれません。
特に、既婚者だったり、特定の彼女がいるケースだと、
愛情はあくまでも本パートナーのものであって、
セフレとはもっとカジュアルで適度な距離感のある関係でいることを望む人も少なくありません。
そこを、一方的に「愛してる」「好き」などのような愛情ワードで飛び越えてくると、
中には気持ちが萎えてしまう人もいるのは確かです。
これって、男性に限った話ではなくて、女性でも同様だったりするんですね。
女性でも、男性から好きとか愛してるとか言われたり、
もしくは「好きって言って」とか「愛してるって言って」と求められると、
途端に気持ちが冷めてしまうという女性って結構います。
僕も今までに何人かそういう女性を見てきました。
そういうタイプの人は男女問わず、
セフレという関係に愛情を持ち込みたくないと考えるタイプなのだと思います。
そういう人にとっては、愛情を強調した関係ややり取りは、
気持ちを萎えさせてしまう原因になるのでしょう。
「セフレ関係を飛び越えてくるんじゃ?」という警戒心が芽生える
あと、このようなタイプの人の場合は、
セフレとは一定の距離感でいたいと思っている人も少なくありません。
そういう人は、その一定の距離感を飛び越えて、
一気に距離を縮めてくるような人に対して警戒するものなんですね。
つまり、セフレという割り切った関係だったはずが、
相手の方が”本気”になってしまって距離を縮めてくることを極度に恐れます。
ですので、セックスの最中に「好き」とか「愛してる」などのような愛情ワードが頻発してくるようになると
「あれ?もしかして本気になってきてるんじゃ?」と警戒してしまうんですね。
特に既婚者がいるうえでのセフレ関係、つまり不倫だと、
相手が本気になられてしまったら、一寸先は修羅場です。
だから、セックスの最中に愛情ワードが増えてくると、「もしかして!?」と警戒してしまうんですね。
もしや、本気になってきてしまっているのでは!?って。
あくまでも一線を引いておきたいという人の場合は、
変に愛情ワードを匂わせるような言葉には警戒してしまうかもしれませんね。
セフレと疑似恋愛を愉しみたいタイプもいる
逆に、セフレと疑似恋愛を楽しみたいタイプの人もいます。
あくまでもセフレはセフレであり、割り切った関係であるのは確かなのですが、
会っている最中、もしくはやり取りしている最中だけは、
目一杯疑似恋愛的なやり取りを楽しみたいというタイプですね。
こういう人の場合は、愛情ワードもガンガン使いますし、
場合によっては、言葉の演出として、「今の相手(結婚相手や彼氏など)とは別れる!」みたいなことも
その場の勢いで言ってしまう人もいます。
その場の勢いでそういうことを言っちゃうとかなり危険ですし、
後々大きなトラブルにもなりかねませんので、注意が必要ですけどね。
擬似的ではあっても、恋愛的なラブラブ感がほしいという人も少なくなく、
セフレと言えども会っている時はラブラブモード全開です。
そういう人のセックスは、「好き」とか「愛してる」などの愛情ワードもガンガン使います。
一線はちゃんと引いて、疑似恋愛モードを外には持ち出さない、
もちろん家庭や彼氏・彼女の元に帰ったらすっぱりと気持ちは切り替える、
という人がほとんどだと思います。
そして、セフレといる時は、疑似恋愛モードに入る。
ただ、疑似恋愛が疑似のまま、ちゃんと線引きができていればいいのですが、
たまに疑似から本気にスライドしてしまうケースもあるんですよね。
そうなってしまうと泥沼になりかねませんので、そこは注意が必要です。
結論:愛情ワードを嫌がる男性には別の表現方法を!
さて、ご質問にお答えしていませんでしたね!
「愛情ワードを嫌がる男性に、どうやって愛情を伝えたらいいのか?」ですね。
これは、無理に伝えなくてもいいと僕は思いますね。
というか、「好き」とか「愛してる」とか、あとは名前を呼んだりされるのを
相手が嫌がっているなら、それはやめた方がいいと思います。
多分、パートナーの男性は、最初にお話した、
「完全割り切り型」を求めているタイプなのかなと思うんですね。
そういう男性は、ご説明したように、
愛情ワードを言われるとかえって気持ちの方が冷めてしまいますし、
あまりやりすぎると「リスク」と取られて距離を開けようとしてきます。
気持ちを伝えたいという気持ちはわかるのですが、
それはあくまでも一方的な欲求であって決して相手が望んでいることではないと思うので、
そこはグッと堪えて違う形で表現した方がいいと思うんですね。
愛情ワードを嫌がる男性であっても、
セックスの部分を褒める言葉は嬉しかったりするものです。
ご質問を拝見する限りでは、すでに「気持ちいい」とか「もっとほしい」とかは
伝えているとのことなので、現時点でも十分されていることだとは思いますが、
そういったセックスの部分を褒めるワード、求めるワードは、
愛情ワードほど重みがないので純粋に嬉しいものなんですね。
例えば、「凄く大きい」「凄く固くて気持ちいい」「やっぱりエッチ上手いね」などなど。
そういうセックスを褒める言葉でも十分相手を喜ばせられますし、
十分気持ちは相手に伝わっていますので、
そういう代替の形でお伝えしていくのがいいのかなと思います。
愛情を伝えたい!愛情を届けたい!という気持ちは凄く理解できますが、
その一心で相手が嫌がるのにも関わらず愛情ワードを一方的に投げかけてしまうのは、
一方的に重しを相手にどんどん乗せていっているようなものなので、いつか相手が潰れます。
それが、本気の恋愛なのであれば、それも後悔しないアプローチのやり方だと思うので有りだとは思いますが、
あくまでも割り切ったセフレという関係においてなのであれば、相手の取りたがっている距離感も配慮した上で、
お互いにとって良い関係性をキープするのが大事なのではないかなと思います。
余談:セフレって意外と難しいね
以上、今回紹介した2つのタイプを分けると、
先述したタイプは、「完全割り切り型」で、後述したタイプは、「疑似恋愛型」と言えるでしょう。
ただ、この2つにきっちり分けられるというわけではなく、
ほとんどの方はそこまで気にしていないって人が多いと思います。
完全割り切り型=2割
特に気にしない=6割
疑似恋愛型=2割
勝手な印象論ですが、これくらいの割合の印象です。
気分が盛り上がってくれば愛情ワードを言うこともあるし、
かといってある程度までは線引きはしているしって感じで、
細かいところまできっちり考えている人は少ないと思うんです。
でも、人によって心地よい距離感というのは間違いなくあると思います。
その距離感のミスマッチが起きてしまうと、セフレ関係も上手くいかなかったりします。
完全割り切り型で、愛情を一切絡めずにセックスを愉しみたい人と、
セックスしている間は濃厚に疑似恋愛をしたい人とでは、
やっぱり距離感が違いすぎて合わないと思います。
また、最初は合っていても徐々に片方の距離感が変わってくると、
そのうち居心地が悪くなってきて、これまた終わりを迎えるでしょう。
セフレに何を求めるのか、どういう付き合い方を求めるのかは人それぞれあると思います。
その人それぞれによって、理想のセフレ関係といったようなものがあるでしょう。
その距離感や付き合い方が合うか合わないかがとても重要で、そこが難しいところなのです。
だからセフレって、セックスがOKだったら上手くいくんじゃないか、
特に男性は、セックスさせてくれるってだけで大喜びなんじゃないって思われがちですが、
意外とそう単純な話ではなくて、良い関係を築き、そして続けていくって難しいものなのです。
あ、もちろん最初は、セックスさせてくれるってだけで大喜びですよ(笑)
ただ、そこから良いセフレ関係を築いていくとなると、なにげに繊細な作業だったりもするのです。
セフレって、意外とセックスだけの関係で、
セックスの部分だけ満足できていればお互い満足だと思いがちです。
しかし、そこはお互い人間同士なので、セックス以外の部分も大事なのは当然といえば当然です。
特にセフレというのは、ある種、お互いがルールを守ったうえでの成立する大人の関係ですので、
だからこそお互いの距離感というのは大事にしなければなりません。
それこそ、パートナーがいるうえでのセフレとなれば、
いつでも相手を破壊することができてしまうわけですから。
そういった守るべきところ、我慢するべきところをわきまえて
初めて成立するのがセフレ関係なんじゃないかな、なんて僕は思います。
意外とセフレって深い!(笑)
以上、シゲでした。