仕事で疲れている旦那さんとセックスレスになる前にどういうコミュニケーションを取るべきか？
今回ご質問を頂いたのですが、「セックスレス」についてです。
ただ、セックスレスについてといっても、
「セックスレスになっているのですが、またセックスするようになるためにはどうしたらいいですか？
といったご質問ではありません。
むしろ、お互いにセックスをしたい、まだまだ楽しみたいって思っているのに、
相手に対して思いやりがあるだけに譲り合ってしまって、
結果的にセックスの機会を失っているというパターンです。
でも、こういう状況って色々な夫婦で起きていると思うんですね。
お仕事が忙しくて、日々のストレスが大変で、
セックスはしたいんだけどなかなか体力的にできなかったり、
逆に奥さんは旦那さんを気遣うばかりに遠慮がちになってしまったり。
ということで、今回は頂いたご質問についてお答えしていきたいと思います！
多分似たようなケースって多いと思うので、ぜひご質問の方を読んでみてください。
まずは頂いたご質問です。
シゲさん、こんにちは！
ブログでご紹介されているテクニックを性生活に活かしています！とくにフェラは苦手でしたが、気持ちいいと言ってもらえるようになり、ますます技術の鍛錬に励んでいます！
質問ですが、30代前半の夫が最近仕事で疲れており、以前は週2くらいだったセックスの回数が2ヶ月に1回あるか無いかまで激減しています…
私は肩や腰のマッサージをして休んでもらい、あわよくばフェラで満足してほしいと思っているのですが、夫は挿入までしなければと思っているようで、負担になっているようです…
お互いが満足すれば、挿入までがセックスではないと伝えたいのですが、上手に伝える言葉や態度が示せません。
男性からしたら、どう伝えられたら、プライドが傷付かず、負担にも感じないでしょうか？
シゲさん目線でアドバイスをいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。
はい、ご質問ありがとうございます！
３０代前半といえば、まだまだ性欲も精力も衰えない年齢ですし、
本来であればまだまだ全然現役で楽しめる年頃です！
それを考えると、２ヶ月に１回というペースはちょっと寂しいですよね。
ただ、これくらいの年齢になるとお仕事も忙しくなってきてしまって、
そちらの方にエネルギーを奪われてしまうので、なかなか性生活の方まで回らないのもよくわかります。
仕方ないこととはいえ、日本の悪しき習慣になってしまっているんですよね。
さて、こちらの質問ですが、難しい問題ではあります。
旦那さんは旦那さんで、奥さんのために最後まで頑張らないとと思ってしまって、
奥さんは奥さんで、疲れているのに無理させてはかわいそうだし、
求めてストレスになってしまわないかと心配に思ってしまう。
これって、どちらも思いやりがあるからこそ出てくる問題ですし、
思いやりのある者同士だからこそ、気遣いのぶつかり合いをしてしまっているわけです。
愛し合うがゆえの悩みと言っていいと思います！
ただ、ご質問の中、「男性からしたら、どう伝えられたら、プライドが傷付かず、負担にも感じないでしょうか？」とありますが、
正直言ってこれについてはもうすでに答えが出ていると言ってもいいと思うんですね。
その答えっていうのが何かというと、
この頂いたご質問がそのまま答えなのです。
僕にくれたこのご質問に書かれていることをそっくりそのまま旦那さんにぶつけてあげればいいのです。
これ、今回だけではなく、他の質問でも結構あるあるなのですが、
僕にくれた質問文自体が愛情にあふれていて、「これをそのまま旦那さんに言ってあげればいいのに」
って思うことって結構多いんですね。
今回頂いたご質問なんかも、
もし僕が旦那さんでこの質問にあるようなことを言われたら絶対嬉しいだろうな、
って僕は思うんですよ。
それくらい素敵な言葉が詰まっていると思うんですね。
特に今回のご質問のご夫婦は、
お互いに相手に対する思いやりに溢れている夫婦に感じます。
思いやりって、本当に大きい存在なんですよ。
思いやりがあれば、相手の言葉もちゃんと受け止められるし、
思いやりのある言葉はちゃんと相手に響きます。
だから、思いやりがあると素直は意見交換ができるのです。
僕は今までに数え切れないほどご質問を頂いてきたのですが、
中には旦那さんや彼氏さんに対する愛情が詰まったご質問を頂くことも少なくないんですよ。
愛があるからこそ気遣って心配して生まれてくる悩みといえばいいのでしょうか。
そういうご質問を頂いた時に、そのご質問の文章を見ると、
もうこれをそのまま旦那さんに伝えてあげればいいのに、絶対喜ぶのに、
って思う文章を頂くことって凄く多いんですね。
今回のケースもそれで、文章を見る限り、思いやりと愛情に溢れていると思いますし、
これをそのまま伝えられたら嬉しいんじゃないかな、少なくとも傷つくってことはないんじゃないかなと思います。
ただ、それで終わってしまうのも何なので、ちょっと男性心理について解説してみます！
「セックスは挿入ありき」という男性の思い込み実際あります！
１つ目のポイントとしてはこちら。
夫は挿入までしなければと思っているようで、負担になっているようです…
これには２つの意味があると思います。
- 挿入までしてあげないと女性をガッカリさせてしまう
- 挿入までしないと自分もいまいち達成感がない
これ、どちらか一方ってことではなく、両方とも男性の中には絶対にある考えです。
前者は相手のための挿入で、後者は自分のための挿入。
前者に関しては、
挿入までいかないと、女性も消化不良なんじゃないか、女性もいまいち満足できないんじゃないか
という思い込みが男性にはあります。
だから、どんなに疲れていても、どんなに眠くても、挿入までいかなくてはと思ってしまうのです。
一方で、後者の方は、あくまでも自分の満足のための挿入です。
自分自身が挿入までいかないとなんとなくセックスした気になれない、
やっぱりセックスでは挿入までいって初めて満足感を得られる
という考え方が男性にはあります。
だから、疲れていても、眠くても、挿入まではやりたい！って頑張ってしまったりします。
同じ「挿入までしなくては」という考えでも、この両方の考えが男性の中にはあるんですね。
基本的にはどっちかだけではなく両方男性の中にはあります。
相手の女性も挿入までしなければ満足できないだろう。
そして、自分も挿入までしないとやっぱり満足できない。
だから、挿入まで頑張ろう！
そういう気持ちがセックスの時にはあるのです。
でも、セックスって挿入ありきで成立するものではないんですよね。
挿入がなくても、満足感がある楽しいセックスをすることは十分可能です。
逆にいえば、挿入ありきの考えでいると、ご質問にあるようにどこかで負担になってきますし、
セックスを楽しむための幅を自分で狭くしてしまいます。
挿入ありきのセックスという価値観から自由になれると、
もっともっと気軽にもっともっと自由にセックスを楽しめるようになるのです。
自分だけフェラでいかせてもらってもいいのかな？という心配
そして、ご質問の中でもうひとつ触れておきたいことがあります。
それがこちらの部分
あわよくばフェラで満足してほしいと思っているのですが、
実は、前から何度か言っていたと思うのですが、僕はフェラでイカせてもらうのが好きな方です。
セックスで挿入までいかなくても、フェラでイカせてもらうだけでも満足できたりします。
それだけ「フェラ抜き」が好きなんですね！
ご質問にあるように、「あわよくばフェラで満足してほしい」と言われても、
嫌がるどころか「たまにはそういうのもいいね！」って思ってしまうタイプです。
多分そういう男性は少なくないと思います。
ただ、心配なことがあるんですね。
それは、「女性はどう思うんだろうか？」っていうことです。
どういうきっかけであれ、フェラでイッてしまうってことは、その後は続けられないということになります。
インターバルを開ければまだセックスを再開させられますが、
フェラでイカされたらその後しばらくは休憩をしないと再開できないため、
基本的にはフェラでイッたらセックスはそこで一旦終了となります。
そうなったら女性にどう思われるだろうか？
女性に不満に思われないだろうか？
「自分だけイッテ満足してそれで終わり？」って不満に思われないだろうか？
「自分だけイケればいいと思っている」と思われないだろうか？
彼女や奥さんに「私は性処理させられているだけだ」って思わせちゃってないだろうか？
やっぱりそういう心配って湧き上がってくるものなのです。
フェラで自分だけイッて終わりにするとなると、色々な心配や不安が男性の心に顔を出すものです。
本音を言えば、今日はフェラでイカせてほしいって時もあったり、
たまにはフェラで射精までいきたいなって思う時だってあったりします。
また時間がない時、セックスする場所がない時とかに、
フェラで抜いてほしいなって思うことだってあるんですね。
でもやっぱり言いづらいんです。
口で抜いてって言いづらいんです。
なぜなら、さっき書いたようなことを女性に感じさせちゃうんじゃないかという心配があるからなのです。
そういう不安を解決するためには？
「セックスは挿入ありきという先入観がある。」
「フェラで自分だけイクのは申し訳ないという気持ちがある。」
今回のご質問のケースでは、上記2点をどうやってクリアするかってところがポイントになると思うんですね。
逆に言えば、上記2点について、男性に「それでもいいんだ」って思ってもらえるようになれば、
もっとストレスなく自由にセックスを楽しめるようになると思うんですね。
ご質問にあるような、疲れている時はフェラで射精させてあげて癒やしてあげる、
なんて性生活のあり方も気を使うことなく取り入れていけるようになると思うんです。
じゃあ、どうやれば男性にそう思わせられるのか？
「私は別に挿入がないセックスでもないよりはあった方がいいですよ！」
「私は挿入がないセックスでも十分楽しいですよ！」
「私はフェラでイカせてあげられると私も興奮しますよ！」
ということを伝えてあげられれば、男性も安心するんですよ。
これ、ポイントなのが、「あなたのために」っていうのを変に強調しないことです。
疲れているから無理挿入しなくてもいいよとか、私がしてあげるからあなたは何もしなくてもいいよとか、
「あなたのために」っていう部分を出されると、男性としても恐縮しちゃうんですね。
例えば、フェラでイカせるにしても、
「疲れてるみたいだから口でしてあげるよ」とか、
「私のことは気にしなくていいからフェラでイカせてあげるよ」みたいに
あなたのためにって部分が見えると、申し訳ないって気持ちが出ちゃうし、
「無理にしなくても俺の方こそ大丈夫だよ」って気持ちになっちゃうのです。
でも、これが、
「フェラでイカせてあげるのって私も楽しいんだ！」とか
「口でしてあげてると私も興奮するから好きなんだよね！」って言ってくれると、
男性からすると「俺のため」っていうよりも、女性自身も楽しんでいるって感じられるので、
”してもらっている申し訳なさ”が軽減されるんです。
そう、男性からすると、「あなたのためにしてあげる」って言われるよりも、
「私が楽しいから、私がしたいからしたいの」って言われると凄く嬉しいし、
それだったらしてもらおうかなって気持ちになるものなのです。
やっぱり、自分の性欲の処理のためだけに女性に何かをさせているっていうのは、
男性からしても申し訳ないし、それだったら自分が我慢しようってなるんですね。
それが、女性から、「私もやりたいからしてるんだよ」「私もそれをしている時に興奮してるんだよ」
って言われると、「あーよかった。自分だけでなく相手もちゃんと楽しんでくれてるんだ」って安心できるんです。
だから、そういうのが伝わる伝え方をするといいと思うんですね。
それで、頂いたご質問なのですが、十分その辺のことは入っていると思うので、
だからそのまま伝えるだけで十分なんじゃないのかなと思ったわけです。
よくを言えば、挿入に関してなら、
「挿入なくてもいいから触り合いとかしたいな！」って明るく伝えたり、
フェラについてであれば、
「フェラしてあげてると私だって興奮するんだよ」とか「私もしてあげるの好きだから」
みたいなことを加えると、男性の気持ちの負担も減るかなと個人的には思います。
女性の口から、「私もしたいからしてるの」「私もしてる時楽しんでるよ」のような言葉って
男性にとっては本当に嬉しいし、本当に聞きたい言葉なんですよね。
ただ、やっぱり女性としては、
例えばフェラだったら、「フェラが好きだからしたい！」「フェラしてると興奮する！」とかって
恥ずかしくて言いづらいですよね。
ですので、そういうことを言ってくれる女性って少ないんです。
逆に言えば、滅多にないからこそ、そういうことを言ってくれた時の男性の喜びは大きいのです。
＊＊＊
ということで、お互いが遠慮しあってセックスレスになってしまいそうな時についてのご質問にお答えしました。
最初の方でも言いましたけど、
お互いに思いやりがあって、だからこそ遠慮し合ったり譲り合ったりしてしまうんですよね。
でも、思いやりがあることによってかえってすれ違ってしまうのは皮肉なものです。
そうならないためにも、素直に気持ちを伝えてみましょう！
お互いに思いやりがあるからこそ、思いやりのある言葉だからこそ、
素直に伝えてもちゃんと響くし、ちゃんと受け止めてくれると思うんですね。
送ってくれた内容にしっかりと思いやりを感じられるので、
ぜひ素直に伝えてみてはいかがでしょうか！
以上、シゲでした。
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