言葉で伝えるその2:「して欲しい」を言葉で伝えましょう
前回「言葉で伝える」というテーマで書いてはや2ヶ月以上。
ええ、完全に忘れていました!
「その1」とかナンバーふっておきながらの完全放置。
こりゃ、せめて「その2」くらいは書いておかないとと思いまして、
今回は「言葉で伝える」ことについて書きます。
「言葉で伝える」
これってセックスでも凄く重要なことだと思います。
阿吽の呼吸というのも気心知れた間柄ならあるにはあると思いますが、
やはり言わずに伝えられることって限られてきます。
何度も言いますが、セックスは『コミュニケーション』です。
コミュニケーションは言葉無くして成り立ちません。
セックスでも、言葉で色々と伝え合ったりすることで
よりよいコミュニケーションを積み重ねていけば、
セックスがもっと良いものになっていくと思います。
前回は「気持ちいいを伝えよう」という内容でした。
前回の記事はこちら
「気持ちいい」を伝えることで男性の気持ちもどんどん盛り上がり、
セックスの最高のスパイスになるわけです。
そして今回の”伝えよう”は、
「して欲しい」を伝えよう、です。
女性もセックスでして欲しいことってたくさんあると思います。
必ずしも男性がしてくれることが、自分のしてほしいことと
100%マッチしているとは限りませんからね。
むしろ、マッチしていないことの方が多いと思います。
とはいえ、なかなか言いたいことを言えないのも女ゴコロかもしれません。
特にセックスにおいては、どうしてもハッキリと言いづらい
という心理が働くのでしょう。
エッチで要求するのが恥ずかしい。
要求し過ぎるとエッチな女と思われるんじゃないか。
要求すると不満を持ってると思われるんじゃないか。
要求することが相手の否定に繋がり傷つけるんじゃないか。
色々な心理があると思いますが、
セックスであれこれ要求するのって女性にとっては言いづらいことだと思います。
でも、そこを乗り越えて「して欲しい」を伝えて欲しいんです。
男性もセックスをしている時は、女性のことを思っています。
少しでも気持ちよくなってほしいと思っていますし、
少しでも満足して欲しいと思っています。
女性の反応を見て、自分の愛撫が良いのか悪いのか、
女性の求めていることを満たしているのかどうなのか、
そこを何とか読み取ろうとするものです。
(見ていない人もいるかもしれませんが)
でも、やっぱり全部はわからないんですよね。
女性がどう感じているのか、気持ちいいのかどうなのか、
自分が今やっている愛撫は女性にとってどう感じられるのか、
もっとやった方がいいのか、もうやめた方がいいのか。
やっぱり全てはわからないものなのです。
わからないからこそ、もっと「して欲しい」を伝えて欲しいんですね。
伝えてくれれば、女性の求めるものをもっとしてあげることができます。
クンニがして欲しいと言われれば、クンニをしてあげられます。
触って欲しいと言われれば、触ってあげることもできます。
そうやって女性に「して欲しい」を伝えてもらうことで、
お互いの与えることと求めることのギャップを埋められるんですね。
そうすることで、よりお互いの満足度を高めることができると思います。
本当は全てを阿吽の呼吸で埋められればいいのですが、
やはりそこは別々の人間です。
思っていること感じていることを全て理解するのは難しいです。
だからこそ、言葉で伝えることって重要なんです。
男性は女性に要求されても傷つくこともなければ、
不快に思うこともありません。
むしろ、求められていることに、喜びを感じると思います。
「して欲しい」を伝えよう。
女性からすると言いづらいこともたくさんあると思いますが、
そこを勇気を出して伝えることで、2人のセックスがよりよいものになっていくと思います。
「もっと」を伝えよう
とは言え、やはりそこは女ゴコロ。
どうして言いづらいこともあるとは思います。
そこで女性から言いやすいことで、
よりセックスを良いものに変えていける言葉を考えてみました。
それが、「もっと」を伝えよう、です。
「クンニして」とか「舐めて」とか「手マンして」などのような
行為をダイレクトに要求するのって、女性からすると言いづらいと思います。
でも、今してもらっている行為の延長のことなら、
まだ言いやすくはないですか?
それが「もっと」だと思います。
クンニをしてもらっている時にもっと舐めて欲しい時、
指で愛撫されている時にもっと触って欲しい時、
ちょうど気持ちいいツボに当たっている時にもっとして欲しい時。
そういう時に「もっと」を伝えてみてはいかがでしょうか?
「もっと舐めて」「もっと触って」「もっとして」
そういう言葉なら伝えやすいかと思います。
少なくとも「クンニして」と言うよりは言いやすいかと思います。
実はこの「もっと」というのは、
男女の感覚のギャップを埋める言葉でもあります。
女性がセックスに対して持っている不満で一番多いのが、
「前戯の短さ」だと思います。
どのアンケートを見ても、上位に来ていますよね。
もちろんそこには男性の手抜きであったり、
男性の挿入を急ぐ感覚もあると思います。
そこは男性も直さないといけないところですね。
でも、男性の中には自分の愛撫が短いと気づいていない人も結構多いんです。
自分自身でもたっぷりしていると思い込んでいる人が多いんですね。
だけど、女性にとっては短いと感じる。
そこに男性の感覚と女性の感覚のギャップがあるわけです。
男性の友達と話をしていると、
自称「舐めるのがめちゃくちゃ好きな人」
自称「前戯をたっぷりするのが好きな人」
自称「女性の体を触りまくるのが好きな人」
というのがたくさんいます。
むしろ、「俺はたっぷりするのが好きなんだぜ!」と
思い込んでいる人の方が圧倒的多数です。
でも、女性の話を聞いていると、
みんながみんな口を揃えて「前戯が短い」と言っています。
このギャップって何なんだろうって思ったら、
そこに男女の感覚のギャップがあったんですね。
男性としてはたっぷりと長すぎるくらいに前戯をしていると思っています。
これくらいやれば十分、もっとやったらやり過ぎだろう、
そう思っているくらい長時間前戯をしているつもりになっている人が多いんです。
でも、女性にとっては、男性が長いと感じる程度の前戯では、
まだまだ時間が短いと感じてしまうわけです。
例えばクンニの場合、男性は10分くらい舐めていると
凄く長時間舐めている気になってくるんです。
でも、考えてみれば10分ですもんね。
される方としては短いと思います。
男性としてもフェラが10分で終わったら、
やっぱり短いと感じてしまいますしね。
でも、男性本人はたっぷり長時間したと思っているので、
女性が短いと感じて満足度が低いことに気づけないんです。
このギャップを埋めるのが「もっと」という言葉です。
「もっとして」と言われれば、当然まだして欲しいんだということがわかります。
もっともっと舐めてあげることが必要なんだとわかります。
そうやって「もっと」という言葉で、充足感のギャップを埋めることができるんです。
それに「もっとして」と言われることって男性も嬉しいんです。
自分の愛撫を求められていると感じるから。
女性がセックスを楽しんでいることが感じられるから。
女性の「欲しい感・欲しがる感」を感じられるから。
だから、女性に「もっと」を言われるのって、男として凄く嬉しいんです。
ですから、「もっと」をどんどん伝えてください。
ただし、当たり前ですが、言い方も重要ですよね。
「ちょっと~、もっとしてよ」なんて感じにつっけんどんに言われれば、
誰でもいい気はしないものです。
逆に色気たっぷりに「もっと…」と欲しい感たっぷりに言われれば、
言われた方の男性のテンションも一気に盛り上がってきます。
言い方は、普段のコミュニケーションでも大事ですが、
それはセックスにおいても同じなんです。
ポイントは、終わってから言うのではなく、
最中に言うことでしょう。
クンニの場合も、クンニが終わってから「もっと」というのではなく、
クンニをしている最中に「もっと」を伝えることです。
前者の場合、足りないことへの不満感が出てしまいますが、
後者の場合は、快感に夢中になってる感が伝わります。
リスタートのための「もっと」ではなく、
延長のための「もっと」ですね。
やっている最中に「もっと」と言われればそこでやめようとは思いませんし、
もっと愛撫にも熱が入ってくるものですからね。
女性の方から「して欲しい」を伝えることは凄く重要です。
言ってもらえれば、もっと女性を気持ち良くさせてあげられるからです。
男性としても女性が気持ち良くなってくれるのは嬉しい事。
もしもっと気持ち良くさせてあげられる方法があるのなら、
知りたいと思うのが男性の心理です。
ですから、堂々と「して欲しい」を伝えて欲しいと思います。
それが、2人のセックスをより良いものに変えてくれるはずです!
以上、シゲでした。